探偵ブログ2022.05.13
探偵の調査報告書とはどのようなものなのか?その1
探偵の調査報告書とはどのようなものなのか?その1
■ 探偵の報告書の意義とは
そもそも、報告書とはどういったものなのか?
まず、依頼者が探偵に調査を依頼する経緯を考えてみましょう
例:浮気調査のケースで説明します
夫に浮気の疑いをもった妻(依頼者)は、最初にどうするでしょうか?
まず、本人に確認しようとするでしょう。
この時点で、すんなりと浮気を認める夫はまずいないでしょう。
色々と言い訳をして、あいまいに終わってしまう。
決定的な証拠を持っていたら別でしょうが、ほとんど疑わしい程度の状況でしょう。
その次には親や兄弟や友人に相談してみる。
もしくは、誰にも相談できずに一人で悩む 人も多いでしょう。
そこはいろいろなタイプの依頼者がいるが、全員に共通するのは、深く悩むと いうこと。
どのような状況かにもよるでしょうね。
そして、どのような証拠らしきものを持っているのか?
決定的な証拠がなければ、疑わしいけども思い過ごし?
とも考えて、結局は悩みが増えるばかり・・・
何に悩むかというとつまるところ、「離婚」か?「継続」か? でしょう。
許すのか?それとも絶対に許せないのか?
しかし、どちらにしても必要なのが事実はどうなのか?
それも、相手に言い逃れさせない、相手が認めざる得ないだけのしっかりした「証拠」でしょう。
非常に疑わしい状況でも、ほんとのところはどうなのか?
その証拠を得るためにはどうすればいいか?
相手が嘘をつき、事実を隠している以上、事実を知るにはどうしても「調査」が必要になって くる。
問題はその調査を誰が行うか?
自分で調査する?
もちろんそんなこと簡単にできるわけがない。
自身がない。
ドラマや映画で見るような探偵の技術はもちろん無い
第一、顔がバレていて尾行も張り込み もできないだろう。
親や兄弟に頼む?
もっと技術が足りない。顔もバレている。バレて気づかれてしまっては、証拠はとれない。
年をとって体力のない両親などに頼むわけにはいかない。
友人に頼む? ……こちらも技術がたりない。
夫と共通の友人であれば、ひょっとして夫に話が伝わってしまうかもしれない不安
それに友人達の間で噂が広まってしまうかもしれないという危険がある。
となると、調査を行ってくれる人は周りにはいない。
それを頼むことが出来る人 の条件と言えば
「秘密を厳守してくれる人」
「相手(夫)に知られないように調べてくれる人」
※顔を知られていない第三者がのぞましい
「証拠をとるだけの尾行能力や張り込み能力がある人」
こうなると、もう頼めるのは「探偵」くらいしかいないでしょう。
中にはドラマなどの影響からか、弁護士に相談してみようと考える人もいるかもしれませんが
弁護士がそのような調査をしてくれるわけはありません。
弁護士に相談したら、探偵に頼みなさいと言われることでしょう。
そうなると浮気の調査を確実にできるのは「探偵」しかありません。
依頼者は探偵に「証拠を取るプロ」として依頼をするわけです。
その期待にこたえるため、探偵はしっかりした調査を提供しなければならないことは当たり前ですね。
探偵が行う証拠を取るための 手段が「張込、尾行」などの「調査」と撮影です。
今の探偵はこの撮影が大変重要となります。
いかに効果的な撮影を不審がられないように行うのか?
その撮影はどのように行われるのか?
「調査」が手段であるなら、その目的・結果が「報告書」
依頼者は報告 書のために高い料金を払って探偵へ依頼をしていいると言っても過言でない。
■ 報告書は探偵社の“唯一の”商品である。
探偵社の商品は報告書だけと言えるでしょう。
基本的に他の商品はおいているわけではありません。
「依頼者は調査の苦労を買うのではなく、報告書 を買っている」故に報告書の価値はその探偵会社の価値である、とも言える。
調査員は商品としての価値がある報告書を作成するよう鋭意努力しなければなりません。
■ 調査は報告書を作成するため、探偵が何の為に調査をするかを考えてみましょう。
探偵のイメージはどのように思われているでしょうか?
何事件の謎解き、刑事との連携などが浮かぶでしょうか?
しかし探偵の実態は非常に地味で根気のいるものです
何のために長い時間張り込みをするのか? 何時間もの張り込みは日常的
なんのために労力を費やし、神経 をすり減らして尾行をするのか? 長い時間集中力が必要です
何のために危険?をおかして写真を撮影するのか? 経験を積むと危険とまでは言えませんが
全ては完璧なとした報告書を作成するため。 「報告するために調査する。」のである。調査のついでに報告をするのではありません。
(補足説明)
調査員の立場だと、つい忘れがちですが、依頼者は「調査」を求めているの ではありません。
依頼者が求めているのは「結果」即ち「情報」。
それもできれば「役に立つ情報」を求めています。 極論すれば、それ以外はどうでもいい。
例えば調査員が事故を起こした、あるいはヤクザに捕まって大けがを怪我 をしたとします。
だとしても、依頼者には関係などない。
「それで、その後、うちの夫は女と会っ たのか?」とくる。
調査員が辛かろうが苦しかろうが、殴られようが、怪我をしようが、依頼者に は一切関係ない 。
まぁ、ここまで極端なことは無いでしょうが。
(余談)
ある行動調査で、尾行調査中、派手な車両事故を起こしてしまいました。
車両は廃車、乗っていた調査員も2名も入院することに
そのうち一名は 退院後も後遺症のため足の不自由な生活を強いられることになった。
運転ミスではあるが、必死で尾行し、懸命に努力した結果だともいえる。
しかしその報告を聞いた依頼者がどういったかというと
「結局、見失ったんで すか?」
という一言だけだった。
(もちろんほとんどの人が調査員の苦労を理解してくれる方がほとんどですが)
依頼者は調査員の苦労・手間にお金を払うのではない。
調査員の誠心誠意の 調査にお金を払うのではない。
“結果”“報告”……すなわち「報告書」にお金を払う 報告ができなければ、(報告書がかけなければ)料金はもらえない。
そして、報告書は「探偵社の唯一の商品」 探偵が依頼者に頼まれ、
代理として行った「調査の結果」をわかり易く知って もらうためのもの。
依頼者の依頼を受け、依頼者の代理で尾行や張り込みなどの調査を行うという 点で、探偵は「代理サービス」業であると言えるでしょう。
依頼者は調査報告書によってのみ対象者の調査結果を知ることができる。
それ 以外では調査の内容を知ることはできない。
故に報告書は「読みやすく」「事実のみを表記する」ということを心がけなくて はならない。
極論すれば、「きちんとした報告書さえ書けるなら、調査は必要ない」とも言い える。
しかし、現実問題、調査を行わずに書いた報告書など、ただの嘘。
作られてストーリーですが
事実を記載したきちんとした報告書をつくるためには、きちんとした調査がど うしても必要。
だから、調査をする。全ては報告書のためなのだということ。
依頼者が求めているのは確実な証拠となります。
■報告書を見るのは依頼者だけではない。
さらに、探偵が念を入れて報告書を作らなければならない、もうひとつの理 由が「報告書を見るのは、依頼者だけではない」ということ。
離婚のための裁 判資料として使われた場合、報告書を見るのは依頼者以外に
対象者(協議するために見る)
依頼者方の弁護士(証拠の確認として)
対象者方の弁護士(相手方の証拠として)
裁判官、調停員(調停・裁判離婚のため)
ちなみに離婚争議の割合を見ると
・協議離婚 90パーセント
・調停離婚 8パーセント
・裁判離婚 2パーセント
以外かもしれませんが、離婚で裁判迄行くことは非常に少ないです。
イメージとして芸能人などが離婚の際に、離婚裁判で・・・
など、よく聞くので離婚する場合、裁判になる。裁判で争うことになると思っている人が多くいます。
しかし、裁判迄行くことは非常にすなく、ほとんどが当人同士の協議で離婚が成立しているのが現実です。
但し、一般的にはそうかもしれませんが、浮気調査を考えている場合はもっと高くなるケースが多いでしょう。
当然ながら、報告書は裁判において相手方の弁護士から叩かれることになります。
対象者側、つまり、敵側についた弁護士としては、なんとかしてこの報告書を 無効にしたい。
なんとかして「相手の探偵社がいい加減」「この報告書が嘘ばっ かり」ということにしてしまいたい。
よって、裁判所に提出された報告書は、 法曹界のプロである相手弁護士に、全力をあげて荒さがしされるものである。
決して油断してはいけない。
相手方の弁護士がこちらの報告書を突っ込む場合、
「この報告書はこことここが 間違えていますよ」というようなやさしい指摘などしてくない。
もっと、報告書全体の品位や信用性を貶める言い方をする。
「裁判長。この報告書は虚偽と悪意に満ちています」などという言い方。
つまり「こんな部分でウソを書いているんだから、他の部分もウソばっかりだ」 という印象を与える言い方をする。
そういう言い方をされて、「ああ、なるほど」と思った裁判官は、「じゃあ、この調査報告書を証拠とすることはやめましょう」
そうなることも十分考えられます。
探偵は依頼者を絶対的な正義と考える必要があります。
少しだけ、弊社の紹介をさせてください。
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