探偵の行方（人探し・人捜し）調査とはどのように行うのか？解説をします。その2

■探偵の調査に必要な情報と注意点

探偵の行方調査に必要な情報については大量の質問事項がありますが、これら全部を聞き取るつもりでご依頼者様と面談の中で確認することになります。

ここでは、特に重要と思われる数点をピックアップします。

○失踪日時の確定(全ての聞き込みのため)

○身長、体格(変わらない特徴)

○失踪時の服装

○言葉のイントネーション(方言、なまり)

○携行品(持っていったもの)

※とりわけ「携行品」は重要な手がかりとなります。
スマートフォン、現金、クレジットカード、キャッシュカードなど持ち出しているのか？

それともおいて出て行っているのか？

探し方、情報収集のしかたも変わってきます。

■探偵の調査に重要な手がかり 携行品

「現金・財布」

1万円札などが残っていると心配ですね。

持っていない場合、生活を続けていく気がないのではないのか？

早期に探し出す必要があります。

「キャッシュカード」

通帳があれば記帳し、利用店を判明させる。

その後、依頼者に指示し、残金を切らさないように小額づつ入金し続けてもら えば、

入金をあてにした対象者がATMにやってきたところを発見し探し出せたケースも過去にあります。

また、事情を話して銀行の協力が得られ、対象者の利用明細や利用ATMが判 明する場合もあります。

(「捜索願いが出ている」「近親者からの依頼」は絶対条件。 警察官の同行が必要な場合もある。)

すんなりとは教えてくれませんが、熱心に頼むことを繰り返し情報提供してくれることもあります。

あきらめないことです。

使用したところが分かれば、周辺地域に絞った捜査がが可能ですのでかなり有力な情報となります。

このような情報は探偵でも独自では入手することが出来ません。

「クレジットカード」

カード会社の協力が得られるのであれば利用明細を取得することができる。

殆どのケース、本人でないと明細を公開してくれないでしょうが、特異家出人の場合警察から情報提供を申し出てくれる場合もあります。

「免許証」

身分証明書として使われるので、対象者が就職する際に使われる確率が高い。

職場によってはこれに表記される住所を変更しなければならず、その際には住 民票の移動が必要になる。

依頼者に住民票をチェックしてもらい、移動がないかを確認してもらうことで 新住所地が判明する場合もある。

免許更新期日付近に運転免許試験場や更新センターに張り込めば、本人がやってくる可能性もあります。

「保険証」

保険料の請求書を近親者に取得してもらえば、住所地が判明する場合がある。

「携帯電話」

契約名義人が近親者(両親)である場合、利用明細を取得してもらい、通話記 録から頻繁に連絡している電話番号を割り出し、手がかりとすることができる。

以上に見られるとおり、依頼者(近親者)の協力が得られれば、調査は非常に 有利にならる。

■探偵が考える、その他の手がかり

「サラ金・信販会社」

特殊ルートが使用可能ならサラ金や信販会社からのデータを入手でき、借り 入れした地域が判明する場合がある。

「戸籍・住民票」

変更していれば新住所が判明し、また、現住所が不明でも対象者の関連地域 を知ることができる。

「失踪者の自室」

失踪者の自室は、できるのであれば必ず訪問する。

かつての生活拠点だったのだから、なんらかの痕跡が残っている可能性があ り、

対象者の人柄や趣味・趣向を知る手がかりとなりえ、失踪理由が判明す ることもある。

<対象者の自室より得られる情報例>

・手紙、はがき……(友人、知人)

・パソコン(インターネット履歴、メール)

・カレンダー、ポスター(興味のある地域、行ったことがある地域)

・雑誌、書籍(趣味、趣向)

その他、人柄など。

■探偵が作成する人探しのチラシ

ある程度、地域の絞込みが出来れば聞き込みと同時に配布する。 チラシには二つの効果がある。

1. 対象者に関する目撃情報など、情報収集

※「情報提供者にはお礼をいたします」など謝礼金をにおわす文章をまぜてもよい。

※その場合、金額は明記しないほうがよい。

(チラシ作成の際の注意点) 1個人情報を掲載しない。

2.対象者にプレッシャーをかける。

(家族に電話をかけてくる、など)

これは特に未成年の場合に言えることで、本人を特定する事項を記入しては いけない。

失踪した対象者の個人が特定され、その噂が広まれば、帰宅した際に不都合が 生じかねず、依頼者や対象者本人にも迷惑をかけかねない。

また、チラシは万 人が目にするものであり、心無い人が対象者の個人情報を悪用しないとも限ら ないからである。

2.「帰るように伝えてください」など柔らかい表現を心がける。

脅迫的だったり、「大至急連絡!」など緊張を感じさせる文面では、かえって 逃げてしまう可能性がある。

■行旅死亡人（こうりょしぼうにん）

考えたくない可能性ではあるが、失踪者がすでに他界していることもありえます。

もし、対象者が長期失踪の末、身元不明の行き倒れとして死亡していた場合、 「行旅死亡人」として警察に記録されることになる。

警察はこの行旅死亡人を顔写真入りのリストとして保管しており、捜索願を 出している家族が申請すれば、これを閲覧することができる

不幸にして、この中に対象者の顔を見つけてしまう場合があるかもしれない。 あまりに長期にわたる失踪の場合、検討しなければならない調査方法といえる。

ただし、このリストは死体の顔写真を集めたものであり、なかには「顔の半 分を潰された轢死対の顔写真」なども含まれている。

何十、何百という、そのような写真の中から自分の家族の顔を探さなければ ならないわけなので、依頼者(近親者)に非常な精神的負担を強いられる作業 である。

■探偵の所在調査の場合

ここまでは「本人が逃亡している」「家出をしている」などの「行方調査」を 軸に話を進めてきたが、

ここでは、本人に逃げるつもりはなく、単に依頼者に とって行方がわからなくなったという「所在調査」について。

○ポイントは同じ 所在調査の場合も行方調査と同じく「情報量の多さ」と「行方がわからなくな った時期」がポイントとなる。

しかし、行方調査と違い、対象者が痕跡を消すということをしておらず「逃げ る」「隠れる」といった工夫をしていないため、

住民票などの公簿を取得する ことができれば、それだけで現在の住所が判明する場合もある。(公簿資料の 授業参照)

■

法令遵守

行方調査にせよ所在調査にせよ、個人情報保護法、及び、探偵業法の遵守し、

正当な目的のもとに行われなければならず、決してストーカーの手伝いや、

D Vに加担するようなことがないよう、十分に留意しなくてはならない。

いずれにせよ、行方調査は様々な情報から失踪者が何処へ行ったかを調べねば ならず、

「推理」が重要なウェイトを占める調査である。 依頼者といかにコンタクトをとるか(特に身内の家出の場合)、

そして、こち らの主導でいかなる指示を出すか、などにより成否は大きく変わってくる。

行方調査の講義は以上ですが、随所に、実際に発見した行方調査のケースなどを話してあげたり、

実際の案件例をだして、生徒に「自分だったらどのよ うに探すか?」を考えさせ、実際にはどのように探しあてたかなど話してあ げれば、

大いに参考になることと思います。

探偵の調査事例

1.自殺をされた事例

・会社に迷惑をかけた、責任を取ります。とのメモ

・精神的に不安定な状況、通院していた。

自殺をされる方の特徴としては、24時間以内に約90％の方が自ら命を絶つと言われています。

時間がたつと落ち着いて考えができるためでしょう。

自殺は勢いでそのような行為に走ってしまうようです。

2.ご息女が家出

スマートフォン、複数のカードを置いて出ていく

警察と一緒に部屋を検証する

警察の見解としては、事件の可能性は低いでしょうとの見解

後で分かったことは

・スマートフォンは二台を使用していて、メインは持って出ていた
・男と東京へ、SNSで途中の状況をUP
・家を出た理由は、親から離れたかった

3.母と二人暮らしだったが行方不明

沖縄からハガキが届く、探さないでくれ
理由が不明、沖縄には土地勘がない

沖縄に行って捜してほしいと相談がありましたが、
年齢的に土地勘のない土地で暮らそうとは考えないだろうと考え

身辺を調査すると親戚の近くで暮らしていることが分かりました。

なぜ？家をでたのか・・・

娘さんと二人で暮らすのが嫌だったようです。

ご相談者様に原因があることも多くあります。

知らないのは本人のみ・・・

少しだけ、弊社の紹介をさせてください。

ガルエージェンシーは探偵業界で最大の組織です。
全国、北海道から沖縄まで100を超える拠点があり
大阪に私の事務所は、梅田キタ、新大阪、心斎橋にあります。
私はガル探偵学校 大阪校の校長も兼務しておりますので、
調査には大変自信を持っております。必ず、感動する調査結果を提供します。

女性の相談員もいますので、女性の方も安心してご相談ください。
ご相談は無料ですので、お電話、メール、LINE等からご連絡ください。
もちろん事務所へお越しいただき、直接お話をお聞きすることも可能です。
お困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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