探偵ブログ2022.05.31
あなたの部屋に盗聴器がある!?探偵が盗聴器の種類と特徴、周波数について解説をします。
盗聴器が設置されるタイミングは色々なケースがあります。
個人宅の場合もあれば事務所などに仕掛けられることもあります。
「知人や友人からのプレゼントのなかに盗聴器が仕掛けられている場合」というケースはこのタイプのものも多くあります。
「ペン」「マウス」「電卓」「時計」など がありますが、当然、これは普通に使用できるものです。
ペン型
マウスタイプ
電卓タイプ
置時計タイプ
室内ならどこにあっ ても不自然ではなく、また、手軽なプレゼントとして贈られても、まさか盗聴 器だとは思わないものです。
とにかく部屋の中にあるものすべてに盗聴器や盗撮器を設置することは可能なのです。
もちろん普通に家電量販店などに売られているものに盗聴器や盗撮器が仕掛けられている可能性があるわけではありません。
あくまでも様々な機器を改造したり
最初から似せて作った家具や調度品に仕掛けているということです。
仕掛けることが可能ということです。
過去に事件としてもありましたが
彼が彼女にプレゼントをしたクマのぬいぐるみの中に仕掛けられていたこともありました。
こちらは携帯電話を利用した盗聴器です。
「デジタル盗聴器」
などという大げさな呼び方をされて知られていますが、要するに「改造したデジタル携帯電話」です。
ただこのタイプは「デジタル信号を利用するため、便乗盗聴の可能性が低い」
「アナログ電波を使用しないので、電波探知の(レシーバー使用の)盗聴発見 作業では探知できない」
「自動着信機能を使えば、ON・OFFが可能」など、 厄介な特徴があります。
しかし、欠点もありまして、「携帯電話基盤を使用するので、どう改造しても大型になる」
もちろん勝手に改造するわけですからそれだけで違法な行為となってしまいます。
「所詮は電池式なので、バッテリーが切れればそれまで」といった点です。
あと、「携帯電話のマイクを使用するので、音声を拾える範囲が狭い」といっ た欠点もありますが、
これは「リモートリスナー」と呼ばれる外部マイクを取 り付けることで、補うことができます。
「携帯電話に集音マイクをとりつける」 ということですが、そうするとさらに大型になり、隠し場所に困ることになり ます。
しかも、電池が切れれば携帯電話同様、ガラクタと同じです。
さらに、携帯電話を改造するわけですから価格も他の盗聴器と比べてかなり高価になります。
加えて、携帯電話ですから、万一発見された場合、盗聴犯人を突き止める手が かりにもなります。
携帯電話の契約者を調べると盗聴器を設置した犯人にたどり着くことになります。
「デジタル盗聴器」などと呼ばれてはいますが、実用性を考 えると、ちょっと名前負けの感は否めないところです。
さて、盗聴器の「タイプ別分類」という形でお話を進めてきました。
「盗聴器とはいかなるものか?」ということが、わかっていただけましたでしょうか。
このように、さまざまなタイプの盗聴器があるのですが、では実際に 仕掛けられるとしたらどういった場所に仕掛けられるケースが多いのでしょう。
■盗聴器の仕掛けられやすいポイントの解説
ここでは個人宅・部屋に限定して解説。
(室内盗聴の場合)
・偽装品(時計、電卓)
・コンセント(タップ型)
・ローゼット(電話線がつながる壁の接続部)(NTT のマークのあるところ)
(電話盗聴の場合)
※まずは、住宅の電話回線の簡単な説明
仕掛けられ易い箇所は
・ローゼット
・保安器(ヒューズ型の盗聴器が仕掛けられる場合がある)
※端子箱に仕掛けられることは、基本的に少ない。
※特別な知識と装備が必要になるため。
■盗聴に使われる周波数
盗聴器に使われる周波数帯は大きく分けて3種。
1.FM放送開 76~108MHz
※普通のFMラジオでも受信が可能
2.VHF帯
134.000~154.585MHz
3.UHF帯339.450~445.665MHz
※すべて広域帯受信機にて受信可能。
※ゆえに広域帯受信機と電界強度計で調査をする。
※ちなみに、広域帯受信機は、「AM」「FM」「TV」
「アマチュア・CB無線」「航空無線」「タクシー無線」「救急無線」などが受信可能。
※また、電界強度計とは簡単にいうと「空間の電気・電波の強さを調べる機械」アンテナを向けた方向の電波の状態を調べる機械。
■市販の盗聴器に使用される周波数帯
A. VHF=139.970MHz UHF=398.605MHz
B. VHF=140.000MHz_UHF=399.455MHz
C. VHF=139.940MHz_UHF=399.030MHz
(余談)
「コードレス電話に使用される周波数帯」
・子機 253.8625MHz~254.9625MHz
・親機 380.2125MHz~381.3125MHz
・電波到達範囲 普通(一般住宅)半径100m。高層住宅なら2km。
※広域帯受信機で簡単、明瞭に受信可能。
※盗聴発見の実務中に、いきなり、はっきりした電話の音声が聞こえてくるときがある。
それはそれははっきりと聞こえるので、新人探偵が驚くほど。
※秘密にしておきたい会話はコードレス電話を使ってはいけない。
■周波数帯ごとの盗聴器の特徴
FM
価格 3,000~30,000
アンテナの長さ 1㎝
電波の範囲 50~60m
ノイズ ひどい
受信機 ラジオでも可
VHF
価格 2,000~60,000
アンテナの長さ 70~80㎝
電波の範囲 50~60m
ノイズ 多
受信機 広域帯受信機で可能
UHF
価格 2,000~100,000
アンテナの長さ 20㎝
電波の範囲 500m
ノイズ 少ない
受信機 広域帯受信機で可能
※性能面から盗聴器には UHF帯が多用されているのが実情ですね。他のものは現実的に盗聴が非常に難しいでしょう。
■盗聴器の発見方法
1.3点観測による発見方法
3点観測による設置箇所の特定 3箇所の観測点から受信状況の良好な方角を確認し、地図上の1点を見つ ける。
(流しの盗発業者が行う。広帯域受信機、電界強度計では不可能)
2.音源移動による設置位置の特定
TV・ラジオ等ではなく、CDの音楽等、その場にしかない音を使用する。
音の移動(遠ざかる・近付く)で設置箇所を特定する。
3.共鳴立(ハウリング)による設置位置の特定
受信している周波数を発信している物体に近付くと、ハウリングを起こす。
ハウリングの強さで設置場所を到底する。 →ハウリングは盗聴している人間にも聞こえるので、
リアルタイムで盗聴していた場合、作業している事が確実に盗聴者に発覚する。
ハウリングの調査方法については次回詳しく説明させていただきます。
※2・3が主に私たちが盗聴発見の際に主に行う基本的な方法になります。
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