「クロステイル～探偵教室～」＃3 第3限 信用調査 現実的には「あり」「無し」なのか？現役の探偵学校校長が解説します。

現役の探偵学校校長がドラマを見て「あるある」「なしなし」を解説します。

私は

総合探偵社ガルエージェンシー新大阪・梅田キタ・大阪中央を経営
ガル探偵学校 大阪校の校長　を兼務しております。

ガルエージェンシーは全国に100を超える拠点があり、探偵業界最大でガル探偵学校も経営
探偵調査員の育成を目的としており、これまでに8,000名を超える卒業生がいます。

それでは解説をしていきます。

第3話　信用調査

＜ドラマの概要＞

（引用）
今回の講師、正田正一（森岡豊）は一見“普通”に見える男。
しかし正田はここ数日、匡（鈴鹿央士）ら生徒たちが気づかない内に接近・会話し、それぞれの実状を探っていた聞き込みのスペシャリストだった。
そのことに一様に驚く生徒たち。正田の授業テーマは聞き込み話法を利用した信用調査。結果次第では、対象者の人生を大きく左右するものだ。

「誤った信用調査をしたチームは、我が校から即退場していただきます」

相手に調査がバレた時点でもアウトとなる厳しい課題は、対象者となるジョーカー探偵社の採用試験に残った3人の中から、
経歴詐称をしている人物を1週間で突き止めるというもの。

匡のチームは藤巻（草川拓弥）と都賀（遊佐亮介）。だが藤巻は、コミュ症の都賀に聞き込みができるわけがないと、報告書の作成のみを指示。
しかし後日、都賀の調査が相手にバレて学校にクレームが入った。その相手とは、今回の対象者とは無関係の「一木」という男。

校名を傷つけるようなことがあれば処分を検討すると正田から言われても、都賀はその男との関係などを一切話さない。
不審を抱いた藤巻は都賀を調べると言い出し、何故か匡も朋香（堀田真由）も同行し、調査を続ける内に都賀の意外な過去が判明する。

同じ頃、再び一木からクレームが入り、都賀の退学が決定。それを受けて「最後の挨拶代 わりに」と都賀が語った衝撃の内容とは…。

都賀の処分に納得がいかない匡は校長（檀れい）に直談判。すると、処分を取り消して もいいと思える証拠を明後日までに集めるように言われる。

「できなければ、あなたも彼と一緒に辞めてもらいます！」

匡はできるだけ多くの証拠を集めるため朋香や純子（篠田麻里子）、野木（福山翔大） や丸川（伊藤正之）に協力を依頼し、調査を進めていく…。
果たして2つの課題は無事クリアできるのか？
（ここまで引用）

□ 授業の実習で、1週間信用調査の実施

信用調査は非常に幅広い調査となります。

その為、ほとんど座学や実地訓練無しでのぶっつけ本番のような聞き込みは絶対にありません！

聞き込みの調査は非常に難易度の高い調査となりますので、経験無く聞き込み調査を行ってもうまくいくわけがありません。

□ 授業中の教室内を撮影し監視する

まぁ、これこそドラマの世界ですね。訴えられますね！

ガル探偵学校ではこのようなことはもちろんありません。

□ 退学処分

中間テスト、最終テストなどありますが、何点以上を取らないと卒業できない。

そのようなものではありません。

授業をすべて受けていただけたら、卒業の証書を渡します。

但し、卒業できたから探偵としてのすべての調査ができるわけではありません。

卒業後も勉強や経験を積み重ねていきながら、一人前の探偵となっていきます。

□ 聞き込み調査の実態

探偵が行う調査の中で最も知識、経験、技量が必要と言っても過言ではありません。

学校での授業もほとんど行わずにぶっつけ本番

絶対にありえない！

そんなに簡単にできるものではありませんから！！

今時、素人がどううまく聞き込みをしても

個人情報だから無理と言われるのが落ちですね。

不審者に思われることがほとんどで何も教えてくれない。

どう不審がられずに正しい情報を聞き出すか？

技術的なことは学校でも詳しく教えますが、数時間の授業で聞き込み調査がすぐに完ぺきにできる！

そんな簡単なものではありません！！

そんな簡単にできるんでしたら、探偵が必要ないですね。

人は自分に都合の良い情報を信じる、集める

これは聞き込み調査に関係なく、人間の特徴でしょう。

私も会社員の研修の際によく言われました。

「人は自分に都合の良い情報を集める」「言い訳をしようとする」

肝に銘じています。

□ 一般の人が、勝手に尾行するのは違法行為→ストーカー、つきまとい

探偵学校の生徒だから許されるものではありません。

探偵でもないのに、勝手に人を尾行、張り込みするのは違法な行為になりますので、絶対にやめましょう。

探偵が尾行や張り込みができるのは、依頼者から合法的な理由で依頼を受けているからです。

探偵だからと言って、誰でも勝手に調べることが出来るわけではありません。

□ 先入観→何の役にも立たない

探偵は先入観を持って調査をしないことです。

間違った情報を集めてしまう可能性があります。

もちろん状況や情報に基づいて、対象者のことを考えることはあります。

しかしその場合も固定観念とならないように、いくつものパターンを想定しながら調査を進めます。

□ みんな言っていることが違う

それぞれの立場で感じ方は全く違います。

人が証言したから正しいとは限りません。

間接的な聞き込みは簡単に核心に触れることが難しいのです。

しかし、現実は裏を取ることが出来ませんので、何が本当のことなのかを見極めることは非常に難しいものです。

探偵は、警察と違って捜査に協力をお願いしまわることはできませんので。

あくまでも探偵を伏せて聞き込みをすることの限界もあります。

□ 依頼者が納得してくれるか、信頼できるかがカギ

最終的には依頼者が判断とドラマでは発言していますが・・・

まぁ、そういう考えもあるでしょう。

しかし、探偵の調査は事実はどうなのかを調べることにつきます。

その結果に依頼者は納得してくれないかもしれませんが、それが事実なわけで。

もちろんこれだけきちんと調査をしてくれた結果として、納得してくれる。

ちょっとニュアンスが難しいですねW

すみません。

□ 絶対的な判断基準を持つ

犬に好かれる人に悪い人はいない

ドラマではこんなこと言っていましたが・・・

もちろんそんな理由で探偵は判断しません。

ドラマの世界ですね。

性善説ももちろん通用しません。

信用調査で、対象者が本当に信用できる人物なのか？

非常に難しい調査ですね。

少しだけ、弊社の紹介をさせてください。

ガルエージェンシーは探偵業界で最大の組織です。
全国、北海道から沖縄まで100を超える拠点があり
大阪に私の事務所は、梅田キタ、新大阪、心斎橋にあります。
私はガル探偵学校 大阪校の校長も兼務しておりますので、
調査には大変自信を持っております。必ず、感動する調査結果を提供します。

女性の相談員もいますので、女性の方も安心してご相談ください。
ご相談は無料ですので、お電話、メール、LINE等からご連絡ください。
もちろん事務所へお越しいただき、直接お話をお聞きすることも可能です。
お困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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