調査の事例結婚調査 2024.06.08
経歴詐称の疑い?
Aさん(女性/会社員)
Aさん(女性)はBさん(男性)との結婚を前提に交際していましたが、Bさんの経歴についていくつかの疑念を抱いていました。
特に、Bさんが有名な企業で高い役職に就いていると主張しているものの、具体的な業務内容や過去の職歴については曖昧にしか話さないことに不安を感じていました。
AさんはBさんの言うことが本当かどうかを確かめるため、調査を依頼することにしました。
- 調査対象者
- Bさん(交際相手)
調査結果
■調査内容
①現在の職場の確認
Bさんが働いているとされる企業を訪問し、従業員名簿や内部の人脈を通じてBさんの在籍状況を確認しました。
企業の人事部門や同僚とのインタビューを通じて、Bさんの役職や担当業務についての詳細情報を収集しました。
②過去の職歴の確認
Bさんが過去に働いていたと主張する企業に連絡を取り、雇用記録を確認しました。
Bさんの過去の上司や同僚とのインタビューを行い、職歴の真偽を調査しました。
③学歴の確認
Bさんが卒業したと主張する大学や専門学校に連絡を取り、卒業記録を確認しました。
卒業証明書の真偽を確認するため、大学の卒業アルバムや学位証明書を調査しました。
■調査結果
①現在の職場について
Bさんが働いている企業に確かに在籍していることを確認しましたが、Bさんが主張していた高い役職ではなく、実際には中級の管理職に留まっていることが判明しました。
また、担当業務についてもBさんが語っていた内容とは異なり、日常的な管理業務に従事していることがわかりました。
②過去の職歴について
Bさんが過去に働いていたと主張する企業のうち、いくつかの企業には在籍記録がなく、Bさんが実際に働いていたという証拠が見つかりませんでした。
また、Bさんの過去の上司や同僚とのインタビューからも、Bさんが主張する職歴は虚偽である可能性が高いことがわかりました。
③学歴について
Bさんの卒業したとされる大学に確認したところ、Bさんはその大学を卒業しておらず、学位も取得していないことが明らかになりました。
Bさんが見せていた卒業証明書は偽造されたものでした。
■結論
Aさんは調査結果を受けて、Bさんが経歴を大幅に詐称していたことを知りました。
AさんはBさんにこのことを直接問いただしたところ、Bさんは経歴詐称を認めました。
Aさんは結婚を再考し、Bさんと信頼関係を築くために再度話し合うことを決意しました。
結婚は人生の一大イベントであり、パートナーの過去や現在の状況をしっかりと確認することで、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。
経歴詐称は信頼関係を大きく損なう行為であり、結婚前にその真偽を確かめることは非常に重要です。