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相談の事例浮気調査
2026.10.05

妻から突然「離婚したい」と言われた。理由が分からない夫からのご相談 Kさん(30代/会社員)

■ご相談のきっかけ

依頼者様は、結婚して3年になる奥様から突然「しばらく別居したい」と言われたことをきっかけに、ご相談に来られました。
これまで大きな夫婦トラブルはなく、依頼者様自身も離婚を考えたことはなかったそうです。
対象者である奥様からは「一度距離を置いて、これからのことを考えたい」と説明され、別居中は自身の実家で生活すると聞かされていました。
突然のことではありましたが、依頼者様は「無理に引き止めても仕方がない」と考え、対象者の希望を受け入れました。

しかし別居からしばらくすると、対象者から今度は「離婚したい」と告げられます。
さらに、離婚について早く話を進めたいと急いでいる様子も見られました。

依頼者様は、
「別居してまだそれほど時間が経っていないのに、なぜこんなに離婚を急ぐのか」
「本当に実家で生活しているのだろうか」
「もしかすると、他に男性がいるのではないか」
と考えるようになり、当事務所へご相談に来られました。

■相談員によるヒアリング

初回相談では、まず現在の状況だけでなく、別居に至るまでの夫婦関係について詳しくお話を伺いました。
依頼者様からは「夫婦喧嘩が全くなかったわけではないものの、離婚につながるほど関係が悪化しているとは思っていなかった」とのお話がありました。
そこで相談員から、対象者が別居を申し出る前後に何か変化がなかったか、一つずつ確認していきました。

帰宅時間や休日の過ごし方に変化はなかったか
スマートフォンの扱い方に変化はなかったか
外出や飲み会が増えていなかったか
服装や身だしなみに変化はなかったか
夫婦間の会話や態度に変化はなかったか
別居や離婚について、どのような説明を受けているか
現在、対象者とはどの程度連絡が取れているか

お話を伺っていく中で、依頼者様自身も「そういえば以前と違っていたかもしれない」と思い当たることがいくつか出てきました。
一方で、どれも浮気を断定できるようなものではありませんでした。

■「浮気の証拠が欲しい」のか、「事実を知りたい」のか

相談員から依頼者様へ確認したのは、今回のご相談で最終的に何を知りたいのかということでした。
依頼者様は当初、「浮気をしているのではないかと思う」とお話しされていました。
しかし詳しく伺っていくと、慰謝料請求や離婚を有利に進めるための証拠が欲しいというよりも、
「妻が今どこで、どのような生活をしているのか知りたい」
「なぜ突然離婚を急ぐようになったのか、その背景を知った上で今後を考えたい」
というお気持ちが強いことが分かりました。
そこで今回は、最初から不貞行為の証拠取得を目的とした長期間の調査を行うのではなく、まず対象者の現在の生活状況を確認することをご提案しました。

■相談員からご提案した調査方法

対象者からは「実家で生活している」と聞かされていたため、まずは休日に実家周辺で張り込みを行い、実際に対象者がそこで生活しているのか確認する方法をご提案しました。

1回目の調査では、対象者の姿を確認することができませんでした。

そこで別の休日にも同様の調査を行いましたが、この日も出入りは確認できませんでした。
もちろん、姿が確認できなかったというだけで「実家に住んでいない」と判断することはできません。

そこで相談員から、
「実家で待つ方法を続けるよりも、勤務先から退勤後の行動を確認した方が、現在の帰宅先を確認できる可能性が高い」
とご説明し、依頼者様の了承をいただいた上で調査方法を変更しました。

■調査によって分かったこと

平日の退勤時間に合わせて勤務先から行動を確認したところ、対象者は実家とは異なる方面へ移動し、依頼者様の知らないマンションの一室へ入っていきました。
さらに約1時間後、一人の男性が同じマンションに現れ、対象者が入室した部屋へ入る様子が確認されました。

この時点では、男性との関係性や対象者がそこで生活しているかまでは判断できません。
そのため、相談員から現在確認できている事実をご説明し、「もう少し生活状況を確認したい」という依頼者様の希望を受け、追加調査を行いました。

別日の退勤後にも対象者が同じ住居へ帰宅する様子を確認。
さらに休日には、対象者と男性が二人で住居から出て、食料品や日用品などを購入し、再び二人で同じ住居へ戻る様子が確認されました。
複数回の行動から、対象者は実家ではなく、この住居を生活拠点とし、男性と共同生活を送っている可能性が高いことをご報告しました。

■調査結果を受けてのご相談

結果をお伝えすると、依頼者様は大きなショックを受けられていました。
特に、「実家で生活する」と聞いて別居を受け入れていたにもかかわらず、実際の生活状況が説明とは異なっていたことがショックだったそうです。
一方で、依頼者様からは、
「離婚を急いでいる理由が分からないまま話を進めることの方が怖かった。まず事実を知ることができてよかった」
とのお話もありました。
相談員からは、今回確認できた内容だけで男性との関係性について断定することはできないことをご説明しました。
その上で、さらに不貞関係について調査を続けるのか、現在分かっている事実をもとに夫婦で話し合うのか、それぞれの選択肢についてご案内しました。
依頼者様は「今はこれ以上の証拠を集めることよりも、一度妻ときちんと話をしたい」と希望されたため、今回の調査はここで終了することになりました。

■相談員より

探偵事務所への相談というと、「浮気の証拠を取ってほしい」「慰謝料を請求したい」といった明確な目的が必要だと思われる方も少なくありません。
しかし実際には、
「突然離婚を切り出されて、どうすればいいか分からない」
「パートナーの説明に違和感がある」
「浮気かどうかも分からないけれど、事実を知ってから今後を考えたい」
という段階でご相談いただくケースもあります。

今回のケースでも、依頼者様が求めていたのは、最初から不貞行為を立証することではありませんでした。
相談員が現在の状況や依頼者様のお気持ちを整理し、「何を確認すれば今後の判断につながるのか」を一緒に考えた上で、必要な範囲から調査を進めました。

事実を確認した結果、さらに調査を続ける方もいれば、そこで調査を終了し、ご自身で今後について考える方もいらっしゃいます。
まずは現在抱えている不安や違和感についてお話しいただき、その上で必要な方法を一緒に考えていくことも、相談員の大切な役割です。