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相談の事例浮気調査
2026.10.25
夫の顔色をうかがい、浮気を問いただせなかった妻からのご相談Yさん(30代/専業主婦)
■ご相談のきっかけ
今回ご相談に来られた依頼者様は、夫の女性関係を疑っていました。
対象者である夫は仕事が忙しく、帰宅が遅くなることも珍しくありませんでした。
また、家庭の収入を対象者が担っていたこともあり、依頼者様自身も「家族のために働いてくれている」という気持ちがあり、多少気になることがあっても、仕事や外出について細かく聞くことは避けていたそうです。
しかし、それにはもう一つ理由がありました。
対象者が出かける際に、
「今日は誰と会うの?」
と何気なく尋ねるだけでも、露骨に嫌な顔をされることがあったそうです。
さらに、対象者の行動について少し踏み込んで聞こうとすると、
「それより子どものことはちゃんとできているの?」
「家のことはどうなの?」
などと話題をすり替えられ、いつの間にか依頼者様自身が責められる側になってしまうこともありました。
以前にも一度、帰宅時間や対象者の様子から女性関係を疑い、それとなく探りを入れたことがありましたが、その際も対象者が不機嫌になり、結局それ以上追及することはできませんでした。
そんな中、依頼者様の友人から「旦那さんが知らない女性と二人で歩いているところを見かけた」と聞かされます。
一緒に歩いていただけでは、浮気をしていると判断することはできません。
しかし、以前から女性関係に違和感を抱いていたこともあり、「本当に他に女性がいるのではないか」と考え、当事務所へご相談に来られました。
■相談員によるヒアリング
初回相談では、友人が目撃した女性についてだけでなく、これまでの夫婦関係や対象者の普段の様子についても詳しくお話を伺いました。
依頼者様からは、
「夫は実際に仕事が忙しく、家計も支えてくれているので、あまり行動について口を出せなかった」
「何か聞いて機嫌を悪くされるくらいなら、自分が我慢した方がいいと思っていた」
とのお話がありました。
また、対象者の行動について聞いているはずが、子育てや家事など依頼者様自身の話にすり替えられてしまうこともあり、次第に「自分にも悪いところがあるのかもしれない」と考えるようになっていたそうです。
そこで相談員から、最近の対象者の行動について一つずつ確認していきました。
帰宅時間に変化はなかったか
休日や仕事終わりの外出が増えていないか
スマートフォンの扱い方に変化はなかったか
友人が対象者を目撃した日時や場所
一緒にいた女性について分かっている特徴
以前に女性関係を疑ったきっかけ
対象者へ女性関係について探りを入れた際の反応
一つずつ状況を整理していくと、女性関係を断定できるものはありませんでした。
一方で、依頼者様は対象者の反応を気にするあまり、疑問を抱いても本人に確認できない状態が続いていることが分かりました。
■「浮気をしているのか、まず事実を知りたい」
友人が女性と歩いているところを目撃したとはいえ、依頼者様はそれだけで浮気だと決めつけることにも抵抗がありました。
一方で、対象者へ直接確認しても、これまでのように話をすり替えられ、結局何も分からないまま終わってしまうのではないかという不安もありました。
「自分の考えすぎなのかもしれない」
「でも、本当に女性がいるのであれば事実を知りたい」
そこで今回は、対象者に直接問いただす前に、まず女性関係の有無を客観的に確認することをご提案しました。
■相談員からご提案した調査方法
友人が対象者を目撃した日時や場所、一緒にいた女性について分かる範囲で情報を伺いました。
ただし、対象者と女性が一緒に歩いていたという情報だけでは、二人の関係性を判断することはできません。
そこで、対象者の行動を確認し、女性との接触があるのか、接触した場合にはどのような行動を取るのかを確認することになりました。
依頼者様と相談の上、対象者の行動を把握しやすい日時を選定し、調査を開始しました。
■調査によって分かったこと
調査を進める中で、対象者が一人の女性と合流する様子を確認しました。
女性の外見は、事前に依頼者様から聞いていた友人の目撃情報とも近く、同一人物である可能性が高いと考えられました。
その後も二人の行動を確認した結果、対象者と女性との関係を裏付ける証拠を得ることができました。
依頼者様が抱いていた女性関係への疑いは、残念ながら事実でした。
■調査結果を受けてのご相談
調査結果をご報告すると、依頼者様は対象者に証拠を見せた上で、一度きちんと話をしたいと希望されました。
これまでは対象者の機嫌や反応を気にするあまり、女性関係について疑問を持っても、それ以上踏み込むことができなかったそうです。
しかし今回は、曖昧な疑いではなく、調査によって確認した事実があります。
後日、依頼者様からその後についてお話を伺うと、証拠を示した上で対象者に女性との関係を問いただしたとのことでした。
すると意外にも、対象者はこれまでのように話をすり替えたり依頼者様を責めたりすることはなく、浮気を認め、あっさりと謝罪したそうです。
今後二人の関係をどうしていくのかについては、これから夫婦で話し合っていくとのことでした。
■相談員より
モラハラというと、怒鳴る、暴言を吐く、人格を否定するといった分かりやすい言動をイメージされる方も多いかもしれません。
しかし、夫婦間の問題について話そうとすると話題をすり替えられたり、不機嫌な態度を取られたりすることで、次第に相手の顔色をうかがい、「これ以上言わない方がいい」と考えるようになってしまうこともあります。
今回の依頼者様も、対象者が仕事で家庭を支えていることへの感謝がある一方で、対象者の反応を気にするあまり、自分が感じた疑問について十分に話すことができなくなっていました。
浮気調査は、必ずしも離婚や慰謝料請求のためだけに行うものではありません。
「浮気を疑っているけれど、本人には聞けない」
「聞いても話をすり替えられてしまう」
「自分の考えすぎなのかもしれない」
そのような段階でご相談いただくケースもあります。
今回のケースでは、調査によって女性関係について客観的な事実を確認できたことが、依頼者様がこれまで踏み込めなかった問題について対象者と向き合うきっかけとなりました。
事実を知った上で離婚を選ぶのか、関係を続けるのかは、その方によって異なります。
まずは現在抱えている不安や違和感についてお話しいただき、「何を確認すれば今後について考えられるのか」を一緒に整理していくことも、相談員の大切な役割です。




