探偵ブログ2022.05.26

探偵の聞き込みの極意 探偵はどのように聞き込みを行うのか?

探偵の聞き込みの極意 探偵はどのように聞き込みを行うのか?

探偵の聞き込み

■探偵の聞き込み

聞き込みと聞いうと、テレビや映画の世界で刑事が事件に関する事件の聞き込 みシーンを思い浮かべる人も多いのではないかと思います。

もちろん探偵も聞き込みをします。

尾行と張り込み調査の次に重要な探偵術、それが「聞き込み」です。

どちらかというとある程度の経験で、尾行や張り込みは簡単なものであればそれなりに調査はできます。

難易度の高いものはそうそう簡単にできるものではりませんが。

しかし、聞き込みとなると探偵なりたての初心者ではとても無理でしょう。

探偵には警察手帳の様な物はないし、もし探偵が、警察手帳まがいの 手帳を見せて聞き込みをした場合、それは犯罪です。

探偵は、基本的には探偵という身分を明かさずに聞き込みをします。

唯一、探偵ですと名乗って情報収集するケースは、人を探す調査の場合でしょう。

ドラマや小説で探偵が周りに名乗って聞き込みをしているシーンがありますが

現実にはそのような方法をとる事はありません。

探偵と名乗って情報提供をしてくれる人はまずいません。

ましてや我々探偵が調査を行う場合、対象者に探偵が調査をしていることがバレてしまうと都合が悪い。

事がほとんどです。

ですから対象者はもちろんですが、周囲の人にも探偵であることを明かすことはありません。

探偵が聞き込みをしに来たとわかると興味はあるでしょうが

必ずそのことが対象者に伝わってしまうことでしょう。

それでは調査がパーになってしまい依頼者に迷惑をかけてしまうことになってしまいます。

■探偵の聞き込みの流れ

調査対象者本人に直接会って、調査内容そのものを聞く事を「直調」 といい、めったにやりません。

普通の探偵はそうでしょう。

しかし私はこれまでも多くのケースで対象者に直接に接触をして、聞き込み、情報収集したことが多数あります。

大阪から東京まで対象者へ接触しに行ったり

対象者が経営者であればその関係会社に成りすましたり

色々なパターンで接触を行い、重要な情報を得ることが出来ました。

直調のメリットとしては

・対象者から直接情報を得ることが出来る

・手っ取り早い

・間接的な情報でないため確実な情報を得ることが出来る

など、多くのメリットがあります。

しかしその反面、デメリットもあります

・行動なテクニックが必要

・失敗が許されない

・臨機応変に対応する必要がある

・色々な知識が必要

・経験を要する

など、誰でもできるわけではないでしょう。

探偵が聞き込みをうまく成功させるには、

不審がられることが無く、確かな情報を得るためには相応の経験や知識が必要となります。

実際の探偵の聞き込みでは、いきなり 無作為に見ず知らずの人に当たることはありません。

あらかじめ、聞き込みに行く場所や時間帯などを決めるのです。

例えば対象者の自宅で聞き込みをする場合

対象者が在宅に合わせて行うのか

それとも留守を狙って聞き込みを行うのかなど

色々なパターンを用意して、効果的な聞き込みを行うことになります。

さらに、相手に不審に思われず、探偵という正体を知らせないため の架空のストーリーを作っておく必要があります(シナリオ作成)。

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■探偵の聞き込みの心構え

探偵の聞き込みには、想像する以上に細かい気配りを必要とします。

どんな架空のストーリーを用意したとしても、対象者宅周辺で探偵が 聞き込みを行う時、「口止め」が必要となる場合があります。

しかし、口止めは非常に難しい為、喋られても大丈夫なストーリー を考えておく事です。

口止めが必要な場合は、菓子折り・商品券などを渡すと効果的です。 相手に不審に思われない為にも、上記の様な心構えが必要です。

ただでさえ、突然の訪問者は怪しく思われる時代ですから。

口止めをうまくしたと思ってもそんなに甘くはありません。

「探偵みたいな人が○○さん家の○○さんのことを色々と聞きに来た。」

なんて言われでもしたら対象者に必ず伝わってしまうことでしょう。

話したくてうずうずしているでしょうから、話したくてしょうがなく口止めなんかまったく効果が無いでしょう。

その為、対象者に関することは、1割程度でほとんどは関係のない世間話などで話を広げる必要があります。

「あの人は結局何を聞きに来たんだろう?」

それぐらいのイメージで話を進めることになります。

探偵が聞きたいことばかり気が焦って聞いてしまうと、聞き込みは成功しませんし相手も不審がって話をしてくれないでしょう。

不審がられずに安心して話をしてもらえるように進める必要があります。

■探偵が行う聞き込みについての重要点

探偵の聞き込みに於いて大事なことは以下の2つです。

1.相手の存在

聞き込みには必ず、相手がいます。

当然と言えば当然ですが、相手のことを考える必要があります。

相手のことについて色々と考える必要があります。

2.探偵の聞き込みに相手に義務無し

聞かれた相手は、聞き込みに応じる義務はありません。相手が必ず応え てくれる訳ではないのです。

警察が事件の目撃情報を収集するために聞き込みをしているシーンがありますが

探偵はこのような聞き込みはしません。

しませんというか、できません。

警察に対して聞き込みに協力するのは、犯人逮捕に対する情報を提供しようと考えるからでしょう。

探偵が聞き込みをすると興味本位で色々と聞いてくる人もいるかもしれませんが

先程も書いたように対象者に話が伝わってしまうとまずいために探偵と名乗ることはありません。

色々な不特定多数の人に聞き込みをすることもありません。

■探偵の聞き込みに必要な準備

探偵は聞き込みの前に必要な準備と心構えを列記します。

1.聞き込み事項の明確化

確実な聞き込みを行う為に、何を聞くべきかを明確にしておく必要がありま す。

聞くべき事を明確にしておかなければ、ただの世間話になってしまいます。

但し、聞きたいことばかりを話すと当然、不審に思われてしまう可能性がありますので

聞きたいことは絞り込んで、それ以外のことで話を成立させる必要があります。

8~9割は聞きたいことの本質以外を話すようなイメージです。

2.相手の選定

何時・誰に・何処に・聞くか?と言う事です。

人により、忙しい時間帯や暇 な時間帯は違うでしょうし、時間によっては、在宅・不在等、いろいろあるの です。

とにかく、無駄をはぶく為だと思ってください。

例えば、対象者が家族と住んでいる場合

対象者が在宅に合わせて行うのか、留守に合わせるのか

誰に、両親なのか家族なのか?

色々なパターンを考え、よりよい方法を考えることになります。

3.シナリオの作成(架空のストーリー)

シナリオの作成で、注意すべき事が5つあります。

(1)聞き込みとは遠いところから聞く

・対象者に関わっている遠い人物から聞き込んでいくと言う事。どんな小さな情報でも、出来るだけ多く集める為。

自宅周辺で聞き込みをする場合、離れた住民から聞き込みを行います。

・対象者本人に直接聞き込む場合もありますが、失敗したらバレてしまうケースもあります。

対象者が数年前に引っ越しをしている場合、前住所で調べる方が効果的に情報収集できることもあります。

対象者に聞き込みをしたことが伝わりにくくなります。

前住所を調べる方法は探偵の基本です。

(2)自分の設定した身分になりきる

探偵(調査会社)だと言ってはいけません。

探偵だと言った場合、何について調べているのか?と、依頼人がいる事を匂わせてしまいます。

我々は「探偵」と言う身分を明かしてはいけませんので、架空の人物にな りきって聞き込みをします。

身分設定は、何かのセールスや、保険外交員や、自分の前職を生かしたり、

それが、聞き込む相手が興味を引くものであれば、話が盛り上がって色々な 事を聞き込む事ができます。

身分設定によっては、予備調査や知識を詰め込む勉強も必要になります。

この事を怠ると、ボロが出てしまい、相手に不審感を与えてしまいす。

身分 設定は「調査目的を聞きやすい立場は何か?」で考えるべきです。

▼探偵がある人物になりきる場合の例

結婚を考えている対象者や依頼者の場合

・新居に興味があるため、不動産会社の営業マン

・ブライダル関係の営業マン、結婚式場

・旅行会社の営業マン、新婚旅行で興味があるでしょう

対象者やその家族が興味を引くようなものになりきるとより効果的でしょう。

注)警察官・その他公務員は無し。法に触れる可能性がありますので注意が必要です。

(3) 話に整合性をもたせる(つじつまを合わせる)

初対面の人と話をするのに、保険外交員が対象者の名前を知っていたらお かしいです。

これは、ついつい出てしまうものなので、気をつけてください。

知り得ている情報でも、会話の中で聞き出して行く事も必要です。

(4)相手の心情に訴えかける様に

例えば、

・「たまたま今日遠くから来て今しか時間が無い」様な事を伝える。

・「泣いて同情を引く」と言うのも一つの有効手段。

(一番有効的な手段ではあるが、そうそう涙を出す事は難しいし、男性がいきなり泣き出しても怖いだけ)

・相手に「特」だと思わせるというのも一つの手段です。

「簡単なアンケート にお答え頂ければ、商品券を差し上げます。

一切商品の販売ではありません ので・・・2・3分だけでも話を聞かせてほしい」

雑談などに持っていって話をし、うまくコミュニケー ションを取る。

(5)探偵の聞き込みは口止めをする(難しいので必ずではない)

「言わないで下さい」とは言えません。なんで?と言う事になります。

口外をすれば、聞き込まれた人物が不利益だと思わせる事です。

例えば「この事は、あなたにしか言ってませんので・・・他の人に知れたら、あなたが口外した事と判断される」

等と言ったニュアンスを入れるのも一つの方法です。

しかしながら、上手く口止めができればいいですが、

「言わないで!」と言われると、どうしても口外したくなる人もいます。

それが当たり前と考えて話をする必要があります。

そこで、相手が何について聞き込まれたのか、焦点をぼかし、わからなくさせる手段もあります。

又、謝礼(お菓子・商品券・図書券)を渡す事も時には必要でしょう。

いずれにしても、口止めは難しいので、必用な時に行います。

■その他

その他の探偵の聞き込みに関する注意点です。

1.会話を成立させる。

相手を軽くほめてあげたり、相手の関心事に触れる事で、相手が安心すると 同時に、ガードが下がります(警戒心が無くなる)。

会話の中で相手を探るのです。

雑談が主と考え、話の流れの中で聞きたいことを小出しにしながら会話を広げていきます。

コミュニケーション能力が重要と言えるでしょう。

探偵になりたい人の中には、対人関係が苦手、コミュニケーション能力に自信がない

このような性格の人もいますが、それではうまく聞き込みができませんので

コミュニケーション能力を高めることが必要と言えます。

2.裏を取る

聞き込みにより判明した事に対し、本当か、嘘かの、確認をしなければいけません。

何故なら、聞き込んだ相手が皆、本当の事を話しているとは限らな いからです。

「○○ですね?」「○○で間違いないですね?」の様に、誘導する様な感じです。

警察が行うような証言を複数の人物から裏を取るということは難しいでしょう。

できるだけ複数の人物から聞き込みを行うことになります。

※ 行方調査・雇用調査の聞き込みはしやすい

行方調査の場合は、ガルエージェンシーの名前や探偵であることを伝えて聞き込みができる調査です。

聞き込みの能力をUPさせる機会になるでしょう。

※ 結婚調査の場合は発覚に要注意、細心の注意が必要です。

絶対に相手側に調査をしていることがバレるとトラブルになってしまう可能性があります。

無理な聞き込み調査をせずに、細心の注意をしながらシナリオを考え

誰に、どのタイミングで行うのか念入りに計画をします。

※ 必ず記録を取る(ボイスレコーダー・ビデオカメラ)

録音はしてもそのまま依頼者に提供することは避けましょう。

現在の社会では聞き込み調査で情報を得ることは非常に難しくなっています。

一昔前の時代の聞き合わせのようなイメージでは聞き込みは成功しません。

依頼者にもその旨十分に理解をしていただいた上で、お引き受けします。

どのようにうまく聞き込みをしても

「それは個人情報だから・・・」

殆どの人がそのように返事をします。

その為、確実に対象者の情報を得ようと思うと

聞き込み調査だけではなく、身辺や素行調査もセットでご提案させていただきます。

それが確実に対象者の実態を知ることのできる調査方法と言えるでしょう。

少しだけ、弊社の紹介をさせてください。

ガルエージェンシーは探偵業界で最大の組織です。
全国、北海道から沖縄まで100を超える拠点があり
大阪に私の事務所は、梅田キタ、新大阪、心斎橋にあります。
私はガル探偵学校 大阪校の校長も兼務しておりますので、
調査には大変自信を持っております。必ず、感動する調査結果を提供します。

女性の相談員もいますので、女性の方も安心してご相談ください。
ご相談は無料ですので、お電話、メール、LINE等からご連絡ください。
もちろん事務所へお越しいただき、直接お話をお聞きすることも可能です。
お困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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探偵社ガルエージェンシー

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