探偵ブログ2022.05.29
探偵の盗聴器発見(探す)の調査はどのように行われるのか?
まずは盗聴器とはどのようなものなのかを説明します。
■盗聴器の分類
盗聴(盗撮)器は大きく3つに分類できます。
1.直接式
装置を盗聴する対象の場所に置くものです。
録音・録画が可能な機器(ICレコーダー、ビデオカメラ等)をその場所 に置いておく。
・長所…電波を出さない。 設置が容易な場合が多い
・短所・発見が容易記録をコントロールできない。
ICレコーダー、ボイスレコーダー等で直接、録音するものです。
ペン型、USBタイプのものなど様々のタイプのものがあります。
但し、ある程度の大きさもあり、気づかれやすいものです。
実例としては、
・奥さんが夫の部屋にしのばせて録音したり
・夫の車に置いて録音したりされた
相談者の方もいました。
但し、うまく言ったケースもあれば、見つかってしまったというケースもあります。
手軽ですが、見つかってしまうリスクもあります。
マイクも大きいためかなり鮮明に録音できますし、人の声を優先的に鮮明に録音出来たりもします。
2.有線式
装置を収集機器と記録機器に分割して、有線で結んだもの。
・長所…電波等を出さない。
安定した情報が得られる(電波状況に左右されない) 記録のコントロールが可能。
・短所・設置が難しい。
有線の長さがそのまま距離の限界になる。
有線を辿る事が、そのまま犯人を辿る事になりやすい。
(その場に犯人が居ないとしても、記録の回収時に捕獲できる)
現実的にはかなり無理のある方法ですね。
部屋の中を優先で盗聴しようとした場合
・壁に穴を空ける
・天井裏に入る必要がある
現実的には難しいでしょうし、明らかに犯罪行為ですね。
勝手に壁に穴をあけたり、住居の天井裏に入ることなどとても無理でしょうね。
3.無線式
多くの方のイメージとしては、この無線式の盗聴器になるでしょう。
無線の盗聴器を設置して、離れた位置で会話を聞く。
そのタイプのものが無線式の盗聴器となります。
装置を収集機器と記録機器に分割して、電波で送受信するもの (発信機・携帯電話等) ・長所・設置が容易
遠くからでも収集が可能 記録のコントロールが出来る。
・短所…電波を出している。
電波状況に左右される。
屋内でしたら建物の構造、鉄筋コンクリートなのか木造なのか
盗聴器とそれを受信する間の障害物などにもよって受信できる距離なども変わってきます。
■用途 方式 盗聴機器の例
1.室内用
・直接式
テープ レコーダー
コンクリートマイク
レーザーモニター
望遠マイク
・有線式
ニードルマイクとアンプ(コンクリートマイク)
キャリアホン等(親子電話の原理)
・無線式
カード型(電池式)
ボックス型(電池式及びコンセント内部の AC 型)
電卓・置物・時計・タップコンセント
家電及び照明器具内部等の偽装品型
デジタル盗聴器(携帯電話・PHS 等の改造)
2.電話用(FAX含む)
・直接式
ピックアップ装置と録音機
テープレコーダー・イヤホーン等
・有線式
引込み線+同上の装置
・無線式
電話ヒューズ・モジュラーソケット等の偽装品型
ボックス型
3.その他
・無線式
ワイヤレスマイク
※1・2は目視による調査のみとなります。
盗聴器の発見機器では電波を感知して発見することになりますので
電波が出いないものについては、探偵調査員が目視にて調査を行います。
不自然なものが無いか?
自身で購入したもの以外のものがないか?
リビングや電話機回り、各自の部屋などを中心に調べます。
※盗撮機器の発見では設置の場所は自ずと限られてきます。
(盗撮器はレンズが対象に向かって露出していなければならない)
レンズに反応する機器もありますので、専用の機器を用いて調査を行います。
しかし、盗聴機器の場合、音が聞こえる範囲全てが設置可能場所となり、発見が困難になります。
ここで述べる盗聴発見の調査は、基本的に3の無線式のものを発見する調査になります。
■さまざまな盗聴器
ICレコーダー
直接式
屋内電話
乾電池 540分(録音時間に準ずる)
主に会議用に使用するもの。範囲は同じ部屋程度。直接 0m
これまでにも複数の相談者から夫の部屋で録音して浮気を確信したり
夫の車にしのばせて車の中での録音をしたりすることによって
浮気を決定づけたケースもあります。
コンクリートマイク
これらがいわゆる「直接式」「有線式」盗聴器に分類されます。
上は単なる「ICレコーダー」。
別にマニア向けの電気店でなくても、普通の大手電気店で普通に市販されているものです。
普通は仕事で「会議の録音」など に使われる、まったく普通の機材です。
ただ、最近のものは高性能で10数時 間以上にわたって録音可能なものもあり、これが盗聴器として使用された場合は、十分脅威であるといえます。
下は「コンクリートマイク」といい、特殊マイクを壁に密着させ、向こう側 の音声を増幅して聞き取るという機械です。
映画やドラマの金庫破りのシーンで、金庫に聴診器をあてて音を聞きながらダイヤルを回す、という場面をみたことはありませんか?
あれと同じイメージです。
性能としてはなかなか大したものでして、仮にこのコンクリートマイクを使 った金庫破りをしている最中、
金槌で金庫の扉をぶったたいたら、鼓膜が破れ かねません。
そのくらい、音声を増幅してくれます。
壁の厚さや構造にもよりますが、さすがに「コンクリートマイク」というだ けあって、
薄手のコンクリートの壁くらいなら、ものともせずに音声を拾ってくれます。
但し、盗聴できるのはあくまでもコンクリートを通して隣の部屋の音を聞くだけです。
どこの部屋でも盗聴ができるものではありません。
また、この手の機器の場合、調査をして判明することが出来ません。
隣の部屋に入って調査をするしかありませんので、現実としては無理です。
無線の盗聴器
無線式
屋内
乾電池100~190時間
屋内盗聴に使用、8畳程度の部屋なら十分に音が拾える。
0~200m
これが「無線式」盗聴器の基本的なもので、日本橋、インターネットなどの電気街でみかける ことが多いものです。
このほかにもカード型のものもあります。
これは電池式で、電池を使い切ったら電波も発信しなくなります。
「黒い箱」 に「アンテナ」といった、いかにも、といった外観をしていますね。
こういうものばかりならわかりやすいのですが、次に紹介するのは、一見、 盗聴器とは見えないもの。
無線式盗聴器のなかでも、いわゆる偽装型の盗聴器 です。
コンセント
無線式
屋内、電話
家庭用電源(半永久的)
コンセント型に偽装されているため、見た目では分かりにくい
0~200m
固定電話中継ユニット
無線式
電話
電話線(半永久的)
中継ユニットに偽装、または壁の中などに隠されている為分かりにくい。
上は「タップ」に偽装し、室内の音声を拾う無線式盗聴器。下は「電話コー ド」に偽装した「電話盗聴器」です。
一見、盗聴器には見えません。油断できないものです。
しかし、このタイプで恐ろしいのは「電源に繋がっている」という点です。
先に紹介した電池式の盗聴器なら、電池が切れればそれまでなのですが、
こう いったタイプですと電力を供給される場所に取り付けられるわけですので、
電池不要。取り付けられている限り、半永久的に盗聴電波をとばし続けます。
そして、次に紹介するのは電池式ではあるものの、到底「盗聴器だ」とは思 われない偽装盗聴器です。
次のブログに続く
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