探偵ブログ2025.06.16
探偵の仕事内容とは?浮気調査から人探しまで現役探偵が解説
探偵と言えば「推理」や「スリリングな尾行」がメインで語られることの多い職業ですが、実際の探偵はどんな仕事をしているのでしょうか?
本記事では、現役の探偵がその質問にお答えします。
浮気調査と素行調査が探偵の中心業務
探偵の仕事の大半は浮気調査と素行調査です。「小さい情報から推理して事件の真相へ」や「激しめのカーチェイス」は現実にはありません。実際には、地味で忍耐力の必要な仕事が中心です。
調査対象者に気づかれないよう、目立たず行動を監視する――これが探偵という職業の本質と言えるでしょう。
探偵の仕事時間の多くは張り込み
現実の探偵業務は、時間配分で見ると約60%が張り込み、30%が尾行、そしてわずか10%ほどが「推理的な作業」といった具合です。
ドラマや映画のように台本どおりに事件が解決することはなく、日々は変化の少ない張り込みと、対象を見逃さないための緊張感の連続です。
人探しでは推理も活用される
とはいえ、推理を全くしないわけではありません。人探しや行方不明者の調査では、対象の性格・交友関係・趣味・SNSなどの情報から潜伏場所を推測する必要があります。
たとえば若年層の対象者であれば、ネットカフェやカラオケボックス、公園、パチンコ店などが潜伏候補となることもあります。これらの場所を地道に訪ねていく作業も推理の一環です。
「真実はいつも一つ」とは言うものの、現実には複数の可能性を考え、確率の高いものから行動に移すという、ある意味ギャンブル的な地味な仕事なのです。
まとめ:探偵は理想と現実のギャップがある職業
このように、探偵の仕事は創作物とは大きく異なります。探偵を志したものの、理想と現実のギャップに直面し、途中で諦める人も少なくありません。
探偵業は誰でも届け出を出せば開業できますが、続けていくには強い覚悟と忍耐力が求められる、厳しい職業であると言えるでしょう。