探偵ブログ2021.07.13
【熱海市・土石流被害】原因と思われる盛土をした会社について探偵が検証
【熱海市・土石流被害】原因と思われる盛土をした会社について探偵が検証
所有者は誰なのか?
熱海・伊豆山の土石流発生ポイントのところに盛り土をした会社はを調べてみました。
まずは、不動産の登記情報を確認してみます。
ちなみにインターネットで事務所にいながら取得することが可能です。
こちらが不動産の登記情報
これは崩れたおおもとのポイントである場所あたりの登記簿です。
以前は不動産の謄本と言っていましたが、正式には登記事項証明書、面倒ですね。
実務上では、今でも不動産の謄本と言っていますね。
それでは内容を見ていきます。
所在は、熱海市伊豆山
細かい部分ははぶいて、所有者のところを見てみると
原因の部分 平成18年9月に売買で
当時の土地の所有者(会社)
所有者 株式会社 新幹線ビルディング
所在 神奈川県小田原市城山1丁目4番1号から
所在 小田原市府川23 令和3年1月に移転
代表取締役は、天野 二三男 氏
自民党系同和団体神奈川県本部会長
詳しくは後程、解説していきます。ちょっとややこしそうですね。
この会社が売買にて所有していることが分かります。
その後、平成23年2月に熱海市から差押えをされています。
差押えとは、支払いが滞って、催促しても払わないため財産を差押えすることになります。
この場合、恐らく、市民税か法人税の未払い?の可能性が高いと思われます。
経営は、厳しい状況だったのかもしれません。
但し、3日後には解除となっています。
同時に所有権も変わっています。
所有者はどのような会社なのか?
麦島 善光 氏となっていますので、資金繰り的に行き詰った、新幹線ビルディングを助けたのでしょうか?
同氏は、ZENホールディングス創業者
平成23年2月25日に売買によって所有
どのような会社なのか?後程、解説していきます。
まずは、新幹線ビルディングについて解説していきます。
会社の登記情報を確認してみます。
これも以前は、会社の謄本と言う言い方をしていましたが、
現在、正式には、履歴事項全部証明書と言います。面倒。
これもインターネットで、事務所にいながら取得することが出来ます。
昨日、取得しようとしたら、現在「事件中」のため取得することが出来ませんでした。
事件中というと、何か大変なことが起こっているのか?
と考えてしまいますが、登記の内容を修正、変更している最中ということです。
普通は、10日~15日程度で終了します。
恐らく、登記上解散としようとしているのでは?無いかとも考えられます。
代表取締役は、天野 二三男 氏
住所は、神奈川県小田原市城山3丁目となっています。
番地、何号かまで分かります。
法人の会社謄本を取得すると、代表者の自宅の住所もわかります。
ストリートビューで確認すると、かなりの住宅のように見受けられます。
どのような会社か
現在は閉鎖中、破産とか倒産ではなく、解散?
会社の所在を、ストリートビューで見てみると
2014年の写真
2019年の写真
会社は、不動産業ですが、そのようには見受けられませんね。
実働はしていないのかもしれません。
麦島氏が所有すると同時に解除されているため、購入と同時に支払った
決して楽な状況ではなかった?
所有していた時の借り入れ、根抵当権の内容を確認してみると
根抵当権
株式会社SFCG 旧)商工ファンド懐かしい社名ですね。
2019年12月18日 – 東京地方裁判所から破産手続結了決定を受ける。同時に法人格消滅
現在は、倒産していますが、ノンバンクの会社で、当時は企業向けの融資をしていた会社です。
同じような会社で有名な、京都に本社があった「日栄」と同じような会社です。
銀行などから借り入れができない場合、このような会社から借りることになります。
当然、銀行の金利より随分高くなります。
まあ、あの土地に銀行はお金を貸さないでしょうね。
それも15~16億もの金額です。
不動産担保の融資でも、恐らく年利10%を切ることは無いでしょうから、恐ろしい金利ですね。
あの土地の状況から、これだけの金額を借りて、開発に失敗して資金繰りに行き詰った?のではとも思われますね。
なぜ?このような山林を広範囲で購入したのか?
かなり不自然ですね。
全ての土地を調べることはできませんが、共同担保目録には、70を超えると違う担保となっています。
このような山林を何を理由に購入したのか?
貸す側の考えとしては
それだけの金額を貸すだけの理由が必要となります。
この山林んをどう開発するつもりだったのか?
普通考えられるのは
・道路が通る予定がある
・線路が透予定がある
・太陽光パネルを設置する
普通に考えるとこのような事でしょうか?
リニアモーターカーのルートからも外れています。
しかし、現在、そのような開発はされていません。
土地を造成して、住宅を立てることも不自然な地域です。
かなり不自然を感じます。
借りる側としての利益は何があったのでしょうか?
15億円を越える費用を借りるだけの何を計画していたのでしょうか?
多額の利息を支払ってでも・・・
近隣の時も共同担保になっていますが、そんな価値は全くないでしょう。
約70もの土地が共同担保になっています。
この人物は、どのような人物なのか?
自民党系の同和団体である、
「自由同和会神奈川県本部」会長として
ホームページなどに現在も記載があります。
残土を運び込み、
谷を埋め立てた工事を行わせた
会社の代表が
自民党系の同和団体幹部という図式です。
この土地は、おそらく土木工事が一度は終わった時点で、熱海市によって、平成23年(2011年)に一時差し押さえをされています。
この経緯から考えても、熱海市や静岡県は、この土地の状況を詳しく把握していた可能性が高いと思います。
そして、この土地を差し押さえ直後の2011年に購入されたのは、麦島善光氏です。
麦島氏は、中部地方でスタートしている「麦島建設」という会社の創業者で、
そこを含んだ企業グループ、「ZENホールディングス」という企業を中核とした企業グループのトップを長年つとめられた方です。
現在の所有者はどのような人物なのか?
麦島 善光(むぎしま よしみつ、1936年 – )は、日本の実業家、学校法人理事長。長野県西筑摩郡(現・木曽郡)出身。
実業家
1958年、22歳で麦島建設を設立。1972年、ユニホーを設立。2004年、ZENホールディングスを設立[1]。
株式会社ZENホールディングス代表取締役会長兼社長、株式会社ユニホー代表取締役会長、前麦島建設代表取締役会長。
ネット上では、麦島氏に関して、さまざまな情報が以前から存在しており、
どのような人物なのか?
確認することもできます。
根抵当権も同時に抹消されていますので、相応の金額を支払っているでしょう。
恐らく価値はそんなにあるとはとても思えません。
麦島氏が広大な土地をなんの目的で購入したのかはわかりませんが、
実質的に開発をした形となる
「新幹線ビルディング」と麦島氏は深いつながりがると考えるのが普通でしょうね。
業種的には、自民党系の同和団体である、
「自由同和会神奈川県本部」会長 とのつながりがあると随分と仕事に優位に働くのではないでしょうか。
崩落したエリアのすぐ近くには、麦島氏が大株主でもある「ZENホールディングス」の研修所もあり
麦島氏の自宅住所もなぜかこの住所となっています。
また、静岡県島田市にある寺院の熱海別院を伊豆山近辺で麦島氏が最近建立されているという情報もあります。
更に、土石流を招いた崩落の直接原因であるように
崩落していない尾根にあるソーラーパネルも、「ZENホールディングス」がかかわっているようです。
赤色の丸印部分が今回の土石流のもととなったところ
白色の部分が、ZENホールディングスの研修所です
かなり位置的には近いところにあります。
まずは「新幹線ビルディング」が
当該土地を取りまとめて購入し残土処理とあわせて埋め立てている状況や、
その後に一括して麦島氏が買われた経緯も考えると、
周辺と同様に単純に別荘地として販売するという話だけでは決してないでしょうね。
しかし、状況から原因や責任の問題など、簡単ではないでしょう。
何らかの施設などを建設する目的もあったのではないのかとも思えます。
かなり面倒になる可能性が高そうですね。
◆現在の社会では様々なトラブルが身の回りに起こっています。
「まさか、私に!?」と言うことも。まずは、お気軽にご相談ください。
これまで様々な、悩みやトラブルを解決してきた探偵社ガルエージェンシーが、あなたのお力になります。
探偵社ガルエージェンシー
■梅田キタ
大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館3階
TEL / 06-6147-8866
■新大阪
大阪市淀川区西中島3-8-15 EPO 新大阪 BLDG 10階
TEL / 06-4862-5770
■大阪中央(難波・心斎橋)
大阪市中央区心斎橋筋2-2-22 小大丸ビル5階
TEL / 06-6484-2460
■ガル探偵学校 大阪校
大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館3階
TEL / 06-6147-7977