探偵ブログ2022.05.20
【クロステイル~探偵教室~】#6 第6限 ストーカー調査 現実的には「あり」「ない」なのか?現役の探偵学校校長が解説します。
【クロステイル~探偵教室~】#6 第6限 ストーカー調査 現実的には「あり」「ない」なのか?現役の探偵学校校長が解説します。
現役の探偵学校校長がドラマを見て「あるある」「ないない」を解説します。
私は
総合探偵社ガルエージェンシー新大阪・梅田キタ・大阪中央を経営
ガル探偵学校 大阪校の校長 を兼務しております。
ガルエージェンシーは全国に100を超える拠点があり、探偵業界最大でガル探偵学校も経営
探偵調査員の育成を目的としており、これまでに8,000名を超える卒業生がいます。
それでは解説をしていきます。
第6話 ストーカー調査(対策)
<ドラマの概要>
(引用)
今回の講師は森村亨(佐野岳)。校長の理子(檀れい)から「リスクマネジメントの森村」と呼ばれるほど慎重な男である。
そんな森村に理子が告げた今回の課題は、実際のストーカー調査。
探偵社に来る依頼の中で、もっとも難しく危険が伴うと言われているものだった。
依頼人の萩本あかり(吉田志織)と恋人の乾剛(柾木玲弥)から被害内容を聞く森村と匡(鈴鹿央士)たち。
あかりは半年前から誰かに跡をつけられたり、無言電話が続くが心当たりはないと話す。
だが、乾は美容院で働くあかりに気がある客ではないかと話す。引っ越しを勧める森村に、
スタイリストとして客が増えた今、お店を辞めたくないと話すあかり。調査期間は3日間。
早速張り込みを!と意気込む生徒たちを前に、森村は朋香(堀田真由)と純子(篠田麻里子)ら女性は教室で作業するよう指示。
反発する2人に理子が言う。
「ミスを犯して最悪の事態になるのは、あなたたちじゃない…依頼者よ」
調査1日目。あかりの美容院では匡と藤巻(草川拓弥)、丸川(伊藤正之)、
そして今回特別に生徒へのサポートを理子から許された森村が張り込みを担当。あかりのマンションでは都賀(遊佐亮介)と野木(福山翔大)が張り込み、
それぞれ出入りする人物の写真や動画を撮影。送られて来たデータの整理分析を朋香と純子が行った。
そんな中、丸川が警察に捕まり、そこから丸川の経歴や探偵を目指した理由が明らかとなる。
調査2日目。現場を諦めきれない純子は直談判しようと校長室へ行くも理子は不在。メモを残そうと机に近づくと、
少し開いた引き出しの中の写真に写る“ある人物”に目が止まる…。
結局、何の手応えもないまま調査は終了するが、その直後、あかりが何者かに襲われた!
一体、ストーカーは誰なのか?そして、純子が見つけた写真の中の“人物”と理子との関係とは!?
(引用)
<あるある・ないない>
□ 探偵は電信柱や壁など物陰に隠れるような張り込み⇒無し
対象者からは見えにくいかもしれませんが、周囲からは明らかに不審者ですね。
探偵はこのような張り込みのしかたはしません。
対象者にはもちろん、周囲に人にも不審がられないように注意しながら張り込みをします。
□ 対象者を見て悪いことをしそうな人には見えませんね!⇒無し
探偵は、先入観で判断してはいけません。
見た目で判断せず、事実のみを評価します。
ストーカー行為を繰り返す人もごくごく普通の方がほとんどです。
犯罪者の周囲の関係者に聞いてもこのような行為をする人には見えなかった。
まじめな人でした。
このようなコメントをする人がほとんどですね。
□ 探偵はゴミも調査の対象になる⇒あり
探偵は色々なものから情報を収集します。
対象者が出すゴミから情報を収集することもあります。
しかし、注意しる必要があります。
住居侵入にならないように注意しないと違法な行為になってしまう場合があります。
ゴミは出した時点で本人の所有ではなくなりますので、ゴミを調べること自体は違法な行為ではありません。
また、ゴミの調査の場合は、その場所で調査せず持ち帰って調べないとこれも不審者と思われてしまいますね。
□ 実際の依頼の調査を探偵学校の生徒が調査する⇒無し
当然、探偵学校の生徒が正式な調査依頼の調査をすることは絶対にありません。
依頼者の了解を得ているのでしょうか?
個人情報ですので色々な問題となるでしょう。
社員でもない人へ情報提供したり、調査を依頼したり、ガル探偵学校では当然あり得ません。
探偵の調査は数日勉強した生徒にできるようなものでは決してありません。
高額な調査費用を支払っている依頼者が納得する訳が無いですよね。
講師や探偵のサポートがあってもあり得ませんね。
□ ストーカー行為の相談を探偵学校の生徒が聞く⇒無し
探偵に一番必要なのは調査力でしょう。
しかし、経営者から言うとまずは相談者からの相談をどう理解し寄り添うか。
信頼関係を築けるか。
面談、相談を聞くことの重要性は経営者にとって大変重要です。
調査で証拠をつかむことももちろんですが、
まずは調査の依頼の契約を交わす必要があります。
また、ご相談者の話は様々で、それに対して相談者ごとに
適切なご提案や費用の見積もりなど
法律や調査の知識、経験が必要です。
見よう見まね程度でできるものでは決してありません。
学校の生徒にできるものではありません。
相談者の話を聞く、かなりの神経を使います。
面談には相当なエネルギーを使うのです。
ご依頼者様がこの人だったら信頼できる
この人に依頼をしたい
そのように思っていただくためには、
知識や経験、人間力高度な能力が必要です。
探偵会社の経営には、
調査力だけではなく
面談の能力が大変重要です。
□ ストーカー行為(被害)は8割が思い込み⇒事実
但し、相談者にあのいい方は無いですね。
とにかくまずは状況を細かくお聞きする必要があります。
先入観を持って話を聞いてはいけません。
詳しい話を聞きながら、思い込みなのか、それともストーカー被害の可能性が高そうなのか
を、判断しながらお話をお聞きします。
もちろん話だけでは判断できないため、どのような調査が効果的なのか、判断しながら提案をすることになります。
引っ越しをすることも対策の一つでしょう。
しかし、そんなに遠くへ引っ越すことも仕事をしていると難しいでしょう。
ストーカーが相談者の行動パターンを把握していると同じ事の繰り返しになってしまう可能性もあります。
□ 「ミスを犯して最悪の事態になるのは、あなたたちじゃない…依頼者よ」⇒あり
これはストーカー調査だけに言えることでは無いですね。
どのような調査でも被害を被るのは依頼者になります。
調査の失敗、バレるなどもってのほかです。
特にストーカーは犯罪者ですから、依頼者に危害が及ぶ可能性も考えられます。
もちろんガルエージェンシーではそのような失敗はありませんが、
学校の生徒にそのような調査を担当させるとは絶対にありえません!
□ 探偵が徒歩尾行の張り込み中に双眼鏡を使用して監視する⇒無し
徒歩尾行中に双眼鏡を使用することはありません。
なぜかというと、周りに不審者と思われてしまいます。
街中で双眼鏡を使用している人がいます?
探偵はとにかく目立ってはいけません。
街に溶け込むことが必要です。
その場所に溶け込む、風景になりきることが大切です。
周囲の人はどのようにしているのか?
その中に紛れて目立たないようにします。
目立つ、それは対象者に不審がられ
周りの人にも同じように不審がられてしまいます。
それでは、調査がうまくいくわけがありません。
とにかく、探偵は目立ってはいけません。
大変地味に調査を進めることになります。
□ 女性の探偵が女性を調査する⇒あり
対象者(被害者)が女性の場合、男性だけの探偵だけで調査すると色々とやりにくいケースがあります。
対象者の女性が百貨店の女性売り場に行って物色している。
そんなところへ数名の男性探偵がうろうろしているとどうしても不審に思われてしまいます。
女性専用車両に対象者が乗ってしまうと見失ってしまうリスクが高くなります。
その為女性が調査の対象者となった場合、探偵の調査に女性の探偵がチームに入ることが
調査をスムーズに進める要因ともなります。
女性にしか分からないことも色々とあるでしょう。
被害者の意識も理解できるでしょう。
□ 探偵がストーカー?⇒あり?
探偵が調査の対象者を尾行することはストーカー行為のようにつきまといと思われてしまうことも絶対に無いとは言えません。
探偵が依頼者からの調査依頼を受けて調査することは、探偵業法でも認められていますので、決して違法な行為ではありません。
但し、行き過ぎた調査で色々とトラブルになってしまうことも考えられます。
対象者からするともちろん了解を得たうえで調査をしているわけではありませんので、
下手な探偵の調査でしたら、バレてつきまとわられていると感じてしまうこともあるかもしれません。
そのようなことの無いように、探偵は対象者に決して不審がられることの内容に調査を進める必要があります。
不審がられて調査を思うように行えなくなってしまうと、ご依頼者様に迷惑をかけてしまうことになってしまうからです。
□ ストーカー被害を感じたら警察に相談する
殆どの方がそうするでしょう。
しかしすぐに警察が動いてくれるかというと現実はそうではありません。
警察の証拠がないと何もしてくれません。
何か具体的なことがあってからしか動いてはくれないのです。
何かがあってからでは遅いでしょう!
そう感じるかもしれませんが、それが現実です。
相談があったから相談者を24時間警護してくれるわけありません。
警察もそんなに暇なわけではありませんし、事実かどうかはっきりとした証拠もない
話だけでそれを事実だと判断することが出来ません。
被害者にとっては何のための警察か!!
と言いたい気持ちが強いでしょうがそれが現実です。
但し、一度相談をしていると次に通報した際、すぐに動いてくれる可能性があります。
帰宅中に後ろをついてくる人がいるとか
自宅周辺に不審者がいるなど
具体的な状況を伝えるとすぐに対応してくれるでしょう。
また色々と対応策などもアドバイスしてくれますので是非、まずは警察に相談してみてください。
色々と事件も多いため、熱心に話を聞いてくれます。
それでも不安な場合は、探偵に相談してみてはと言われるでしょう。
探偵で確実な証拠をつかんで、最終的には警察に対処してもらう必要があります。
□探偵のリスクマネジメント⇒あり
探偵にも当然、リスクマネジメントが重要です。
リスクマネジメントは、企業経営において想定されるリスクを管理し、損失を回避もしくは低減させる取り組み言います。
時代の変化に伴いさまざまなリスクが存在している現代において、目的達成のための1つの手法としてリスクマネジメントが重要視されています。
探偵のリスクマネジメントしては
経営の立場でのリスク
依頼者のリスクも大変重要となります。
調査を行うことで依頼者様にリスクがあるとトラブルに巻き込まれてしまうことになりかねません。
浮気調査においては、バレることで夫婦関係がおかしくなってしまう。
浮気相手に慰謝料を請求しようと考えていたが、ミスによりできなくなってしまう。
ストーカー被害にあっている場合、行為がエスカレートしてしまう場合もあるかもしれません。
依頼者にそのようにならないよう調査は十分に慎重に進める必要があるのです。
調査を失敗しましたでは済まないのです。
□ 世の中をちょっとでも良くするための探偵
探偵事務所に相談に来られる方は、色々な悩みやトラブルを抱えて藁をもつかむ思いでお越しになられる方も多くいます。
そのような悩みやトラブルを解決するために探偵は必要な仕事なのでしょう。
そのような期待に応えることのできるよう最善を尽くすよう努力しております。
微力ながら世の中をちょっとでも良くするための探偵でありたいと思います。
□ 探偵に正義の匂いがする。探偵が正しいのか?不安になっていた
探偵はご依頼者様の絶対的な味方
ご依頼者様を絶対的な正義と考えています。
探偵をしていると世の中の嫌な部分も色々とみることがあります。
正義感を失うことなく、ご依頼者様の正義のためのお手伝いができるような探偵でありたいと考えます。
□ つきまとい行為への罰則
つきまとい行為への罰則は課されず、警告や禁止命令にとどまるケースも多い
残念ながらこれも現実です。
その為、ストーカー行為を繰り返しても警察で拘束される期間は限られたものです。
もちろん暴力行為などを行った場合は別です。
あくまでもつきまとい行為を繰り返した場合です。
また、ストーカー行為を行っても1度や2度程度では、警察も注意をする程度で、すぐに逮捕とはいきません。
被害者にとっては不満に感じるでしょうが、つきまとい行為だけでは警察もその程度しかできないのが現状です。
その為、逮捕したから問題解決にはなりません。
戻ってきてまたストーカー行為を繰り返すことも考えられますし、余計にエスカレートしてしまうことも考えられます。
但し、警察から注意を受けると約90%の人がストーカー行為をやめるとも言われています。
殆どの人が自分のやっている行為がストーカー行為にあたるとは思っていない人がほとんどです。
今回のドラマのように交際相手が気になる
元カレ、元カノなどがこのような行為を行うことが多いとも言われています。
少しだけ、弊社の紹介をさせてください。
ガルエージェンシーは探偵業界で最大の組織です。
全国、北海道から沖縄まで100を超える拠点があり
大阪に私の事務所は、梅田キタ、新大阪、心斎橋にあります。
私はガル探偵学校 大阪校の校長も兼務しておりますので、
調査には大変自信を持っております。必ず、感動する調査結果を提供します。
女性の相談員もいますので、女性の方も安心してご相談ください。
ご相談は無料ですので、お電話、メール、LINE等からご連絡ください。
もちろん事務所へお越しいただき、直接お話をお聞きすることも可能です。
お困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。
↓YouTubeもご覧ください
ガルエージェンシー公式チャンネル
探偵社ガルエージェンシー
■梅田キタ | 大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館3階 TEL / 06-6147-8866 |
---|---|
■新大阪 | 大阪市淀川区西中島3-8-15 EPO 新大阪 BLDG 10階 TEL / 06-4862-5770 |
■大阪中央(難波・心斎橋) | 大阪市中央区心斎橋筋2-2-22 小大丸ビル5階 TEL / 06-6484-2460 |
■ガル探偵学校 大阪校 | 大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館3階 TEL / 06-6147-7977 |