悪徳探偵社とよい探偵社を見分けるにはどうすればいいのか?

探偵事務所や興信所へ持ち込まれる相談で最も多いのは、男女間の問題、詐欺、ストーカーなどですが、被害を受けていらっしゃる人にとって、これだけ精神的に辛いことはありません。
人生でもっとも辛く苦しい時期に「家族に話せる人がいない」、「友達にも噂されるのが怖くて言えない」、「表沙汰にしたくないので警察にも行っていない」、そんな人が最後にわらをも掴む思いで訪れるのが探偵事務所なのです。

そんな辛い時期に、繊細なご相談をされる人に対し、追い打ちをかけるのが「悪徳探偵社」です。
私達の事務所へご相談に来られる人の中にも、あまり大きな声では言われませんが、明らかに以前調査で失敗した経験をもつ人がいらっしゃいます。
私達はそんな探偵所を絶対に許しません。
しかし、今日も誰かがその悪徳探偵所に足を運び、言葉巧みに言いくるめられてしまい、成果に見合わない大金を支払う被害にあっています。
探偵の仕事をマネする事は難しいかもしれませんが、どのように調査を行い、どうやって証拠を見つけるのか、その方法はどなたでもご理解いただくことが出来ます。
必要最低限の調査で必要な調査だけを行う良い会社に依頼しましょう。

パソコンやスマートフォンで「探偵」や「興信所」と検索すると、無数の会社が出てきます。
「どれも良いことを謳っているが、実際どうなんだろう?」、「本当にホームページに書かれている料金で調査を行ってくれるのかな?」、「初心者だと思われて騙されるんじゃないだろうか?」、そんなご不安を抱えられる人も多いと思います。 実際、私もこの業界に入るまでは、探偵にネガティブなイメージをもっていました。その中身を知った今でも変わらず、その気持ちを持ち続けています。

なぜなら、

  • ホームページに書かれていた料金とは別に多額の費用を請求された。
  • 1日○○万円という費用のところに依頼したら、結局調査日数が無駄に増えた。
  • 離婚裁判のために依頼したのに、全くデタラメな調査報告で証拠として使えなかった。
  • 成功報酬と言われていたのみ、返金が無い。
  • 明らかに調査費が水増しされていたため、クレームを付けたが逆切れされた。
  • 依頼したことを逆手に取り、脅迫された。
  • 振込後、全く連絡が取れなくなった。

このようなトラブルを当社にご相談いただいた相談者の人から聞くことが後を絶たないためです。
では、探偵に騙されないためにはどのような事に心がければ良いのか?

現在、ほとんどの探偵事務所や興信所では無料で相談することが出来ます。強引に営業されたり、うまく言いくるめられてしまう事が不安に思う人もいらっしゃるかと思いますが、まずは相談してみない事には相手の素性を知ることは難しいです。その場合、電話口で「色んな探偵事務所に聞いているのですが。」と最初に言っておくことで、予め、「あ、この人は情報収集している段階の人だな。」と相手に思わせる事ができるため、有効です。

そのうえで、電話口の対応、調査内容と料金の妥当性を見極めることが重要です。

探偵社の選び方

探偵を選ぶ場合には、まず依頼する内容を遂行する事の出来る調査力があるか?がもっとも重要です。
一言で、「浮気調査」といっても、探偵によって証拠の押さえ方、調査方法は様々です。
そして、次に信用度も重要といえます。なぜなら探偵業というのは、高校を卒業していなくても、探偵事務所を立ち上げるか、探偵事務所で働いてさえいれば名乗ることが出来てしまうため、実際に行った業務の実績やノウハウが探偵としての肩書きの全てといっても過言ではありません。

そして最後に、当然ですが費用です。その調査内容に見合った金額、ご自身が納得される料金のところに頼むべきでしょう。

当社が考える、安心して調査を依頼できる業者選びのコツを、探偵の視点から考えてみます。

残念なことに探偵事務所、興信所の中には、依頼者が一度相談に来ると、ほかの業者に相談しづらいことを利用して、依頼者を騙す悪徳業者が多数存在します。
これまで聞いたり見たことがある業者ですと、犯罪的な行為に身を染める業者や、全く仕事をせずに着手金のみ騙し取る業者、後から多額の費用を請求する業者などがあります。

そこでそういった業者が広告宣伝などで良くしようする手口を紹介します。
あなたが探偵への依頼を検討されていらっしゃれば、まずはこの業界の現状を知っておいて下さい。

私達は探偵という職に誇りをもっています。
しかし、この業界は法律上、開業自体は簡単に出来てしまうため、これまで説明したようにそのレベルは様々です。私達にとって、あなたが今悩んでいらっしゃる問題を勇気をもって探偵に相談し、調査を依頼したにも関わらず解決することが出来ず、探偵に対し悪い印象をもたれてしまうことが、最も悔しいのです。

今現在は探偵社、興信所に対する行政の規制や監督はほとんど無いので注意しましょう。

調査期間や時間を短くして、料金を安くしようとは考えずに、調査内容を詳しく聞いたうえで、その実現可能性と、費用を照らし合わせた場合の妥当性を見極めて下さい。

最初から、証拠を得る為にはどの位の料金が必要なのかをしっかり教えてもらい、料金的に無理であるなら依頼しないで他の方法を考えるべきでしょう。

情報収集は電話やメールで行う事が可能ですが、
最後はできる限り調査会社の事務所へ自ら出向いて契約をしましょう。

なぜなら実態の無い探偵社が多い以上、自分の判断で相手の会社を見て、信頼に足ると自分で判断して、それから契約を結ぶべきです。
会社で相談させてくれない探偵社には要注意です。実態が無い可能性があります。

本物の探偵であれば、自宅兼事務所であっても当然ですが来店OKで仕事を引き受けるはずです。
住所が載っているからといって、安心してはいけません。
偽ることは 簡単なのです。

スタッフが常駐しているのか、そこに事務所が存在するのか、ご自分の目で確かめてみることが大切です。

疑問に思うことがあれば、書き出しておき、問い合わせ時、
依頼時などいつでも聞いてみましょう。

広告やホームページに書いてあることがそのまま事実とは限りません。
また、あなたの疑問に対して親切に回答してくれない事務所は、やはり信頼出来ません。

実際に聞いたお話ですと、ホームページに載っていた事務所に行ってみたら、事務所が無かった。
(こういったケースは個人で探偵業務を行っている人が、会社の信頼度を上げたいが為に立地の良い場所の住所を記載することがあるそうです。)
全国各地宛の電話番号が書いてあって、事務所もたくさんありそうだけど、実際に電話してみると転送されて繋がったため、試に他の事業所の番号にも電話したところ、結局全て転送で同じ人に繋がった。残念ですがこのような話はよく聞く話なのです。

一般の企業で働く人ならなおさら、記載された住所が間違っている、所在地が明らかで無いなどという事はありえない事だと思いますが、こと探偵の業界では多く見られます。

結局は、実際に事務所に行ってみるしかない。

探偵事務所へ問い合わせるのは大きな決断ですが、実際に行くのは更に勇気がいります。
時間はかかりますが、これほど確実に事務所の有無を確信できる方法はありません。

もう一つの方法としては、電話口で「今後そちらに行って直接お話しを伺います。所在地はホームページに掲載されている○○で良いですよね?」と聞いてみることです。
そこで、「当社ではご相談者様が探偵所に来られる精神的な負担を軽くするため、外でお会いさせていただいております。」といった会社には、まず事務所がありません。

それでも事務所に行くのが心配な人は、約束だけ取り付けて訪問前に「やっぱり探偵所に入るところを誰かに見られるのが怖いので、別の場所で会いたい」と伝えれば、探偵所は快く応じてくれます。

出来る限り、一度は事務所を実際に見に行って下さい。

  • 最初の提示された料金表は最低限の調査料金のケースが多いです。
    総額は幾らか確認しましょう。
  • 調査は成功してもあなたの求める提出物が出ないことがあります。
    必ず事前に目的(証拠の確保など)を達成できるのかどうか確認してください。
  • 調査の際には、必ずしも予定通りの日数で終わらないケースがあります。
    延長時の料金設定の説明が無い場合、多額の見積書を出されるケースがあります。
  • ホテルや喫茶店など事務所以外で会いたがる場合は注意です。
  • 現場写真などの証拠を見せてくれるか確認を。