離婚と探偵の関係
一般的に探偵事務所はストーカー調査や浮気調査などをイメージされている人が多い為、
一見「離婚相談」とは結びつきづらいと思います。
しかし、探偵が離婚に関するお悩みを受けた場合、
そのお悩みのほとんどは「相手が浮気しているか知りたい」といったご相談です。
ただし、浮気調査を行おうと考えている人に対し、
「浮気された腹いせに相手を追い詰めようとしているだけでしょ」といった考えは間違えております。
当初の目的は「事実を確認し、自分が納得するため」である場合が多いですが、
結果的に浮気が発覚した場合、また自体は異なります。
浮気という行為は「浮気は結婚生活における重大な違法行為」だからです。
それだけの精神的被害を被ったことの確証を得て、慰謝料を請求することは当然のことなのです。
ここ数年、芸能人による離婚相談、離婚疑惑が後を絶ちませんが、実は離婚をするのはそれほど簡単なことではありません。
一般的に当事者の話合いで決着がつかないケースのみ、家庭裁判所に離婚をしたい側の人がもちこみ、
そこで離婚に相応しい証拠を提出して離婚可との判決を得る必要があるためです。
ただ、現実的に夫婦関係が破たんしている場合などは、裁判所が婚姻を継続し難い重大な理由と認め、離婚を認めます。
この事からも分かる通り、離婚は決して安易な考えでは望めない事がおわかりいただけると思います。
当社では、裁判で慰謝料、養育費、親権など、ご相談者様に極力ご負担がかからないよう、徹底した調査を行っております。
全ては、何よりも大切なお子様やご自身のためなのです。
離婚と探偵の関係
統計のデータがある1940年代以降だと、1960年以降、離婚率は増加の一途を辿ってきました。
2000年以降は徐々に下がっているものの、これは少子化の影響で同居年数が長い老夫婦が増えたことが大きな要因となっており、今でも比率としては同居5年以内の離婚が最も高いのです。
もし離婚をお考えであっても、その選択自体は決して稀なことではないのです。
また、同居年数が長いほど離婚率が低くなりますが、それでも昨今では熟年離婚の件数は増えて来ており、今後団塊の世代の離婚が増えれば、さらに増加することが予想されます。
離婚の動機
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | 性格の不一致 63,2% | 性格の不一致 46,2% |
2位 | 異性関係 19,3% | 暴力を振る 30,8% |
3位 | 家族親族と折り合いが悪い 17,6% | 異性関係 27,5% |
4位 | 異常性格 14,5% | 精神的に虐待する 23,0% |
5位 | 精神的に虐待する 23,0% | 生活費を渡さない 22,0% |
2000年国民生活白書より(複数回答)
離婚の動機としては、「性格に不一致」がもっとも多く、次いで「異性関係」が離婚理由の多数を占めます。また、こちらは女性側からの離婚理由ですが、「家庭内暴力」、「生活費を渡さない」、「暴飲する」なども多く見られます。逆に男性側からの理由としては、「同居に応じない」や「性格異常」などが特有の理由となっております。
ただし、なかなか知人に離婚理由を聞かれた際に、「家庭内暴力」や「異性関係」とは言いづらく、表向きでは「性格の不一致」と答え、実は「異性関係」で悩んでいる人も大勢いるのです。体制を気にして言えない人の気持ちは理解できますが。。
この事からも分かる通り、浮気によって離婚を決断することは決して珍しいことではないのです。
細かく見れば、「同居した結果、お互いの性格が合わずに浮気した事が原因で離婚した」というのが本音なのです。
離婚の方法
ここ10年強で離婚の方法も協議離婚だけでなく、お互い条件が折り合わない場合などのために、
調停離婚、審判離婚、裁判離婚の件数もあわせて増えてきています。
婚姻総数 | 離婚総数 | 協議離婚 | 調停離婚 | 審判離婚 | 裁判離婚 | |
---|---|---|---|---|---|---|
平成2年 | 722138 | 157608 | 142623 | 264430 | 44 | 1624 |
平成13年 | 757331 | 289836 | 13317 | 22846 | 74 | 2486 |
もしあなたが近い将来に真剣に離婚を考えていらっしゃるのでしたら、
離婚時の条件を少しでも良くするため、今から出来ることを少しずつやっていくのが良いと思います。